プライマル・スクリームのボビー、マイケル・ジャクソンのスキャンダルに「作品は作品」

ポスト

プライマル・スクリームのボビー・ギレスピー(Vo)は、作品とアーティストの行ないを完全に切り離して考えているそうだ。

◆プライマル・スクリーム画像

マイケル・ジャクソンから性的虐待を受けたという男性2人のドキュメンタリー『Leaving Neverland』が公開され、マイケルの音楽を敬遠する傾向についてギレスピーはUKの音楽誌『Q』のインタビューでこう話した。「マイケル・ジャクソンから『Thriller』を取り上げることはできない。俺はいまでもゲイリー・グリッターの大ファンだ。彼のレコードは俺のDNAに組み込まれている。素晴らしい作品は素晴らしい作品なんだよ。俺は、彼らが何をしようが関係ない。そんなことより保守党の経済政策のほうがムカつく」

また、「スカイは子供のころ、ネバーランドに滞在してた。彼女はいつも楽しかったって言ってた」と、彼の友人で、祖母がマイケルのヘア・スタイリストだったスカイ・フェレイラの体験を挙げた。

ギレスピーは、マイケルだけでなく、親戚の13歳の少女との結婚が発覚し芸能界から追放されたことがあるジェリー・リー・ルイスや数年前、未成年の少女と関係を持ち逮捕されたゲイリー・グリッターに対しても、作品とアーティストは別ととらえており、グリッターの音楽は聴き続けているし、先月体調が良くなかったルイスへお見舞いの投稿をした際批判してきたSNSユーザーをブロックしたそうだ。

プライマル・スクリームは来月、コンピレーション・アルバム『Maximum Rock ‘N’ Roll : The Singles』をリリースし、英国(ブライトンとロンドン)で特別公演を開く。

Ako Suzuki


この記事をポスト

この記事の関連情報