デヴィッド・ボウイの息子、父からもらったスノーマン・マフラーと再会

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デヴィッド・ボウイの息子ダンカン・ジョーンズが、クリスマス前、物置で探し物をしていたところ、父がアニメーション映画『ザ・スノーマン』の冒頭に登場した際身につけ、その後彼にプレゼントしていたスノーマン柄のマフラーが出てきたという。引っ越したときに、しまい込み、どこにあるかわからなくなっていたそうだ。また、それを機にプロデューサーがマフラーにまつわる温かい裏話を明かした。

◆ダンカン・ジョーンズの投稿

『ザ・スノーマン』がクリスマス・イブに英国のテレビ局で再放送される前日、ダンカンは「収納箱の中ソック・モンキーたちを探していたら、このマフラーを見つけた!!! イエイ!」と、その写真をTwitterに投稿した。



そして、それを知ったプロデューサーのブライアン・ハーディング氏は、こんな逸話を明かしている。「やあ、ダンカン! 君のお父さんのイントロダクションの撮影をプロデュースしたブライアン・ハーディングだ。君はことの顛末を覚えていないかもしれない。あのマフラーはアニメを制作したプロダクション会社TVCの経理部にいた女性が編んだんだ。彼女が撮影現場を訪れ、デヴィッドにそれを手渡した。撮影が終わると、デヴィッドはとても礼儀正しく、息子のゾウイにあげたいから貰ってもいいかって尋ねてきた。彼の請求した出演料はそれだけだった。僕は、彼は個人的な理由から出演してくれたんだと信じてる」と、ダンカンのツイートに返信した。

『ザ・スノーマン』は1982年にテレビ映画として英国で初めて放送されたときは、作者のレイモンド・ブリッグズがイントロダクションを務めたが、『The Guardian』紙によると、アメリカで放送されることになったとき、「もっと有名な人を。ロックスターを」とのリクエストがあり、ブリッグズの作品のファンであり、プロデューサーたちや音楽を担当したハワード・ブレイクの知り合いでもあったボウイに白羽の矢が立ったという。

ボウイは、ブリッグズの別の作品『風が吹くとき』が映画化(1986年公開)されたとき、主題歌「When The Wind Blows」を提供している。

Ako Suzuki
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