<NAONのYAON2023>、晴れ渡る空の下、声出しで思いっきり音楽を楽しんだ一夜

ポスト

NAONのYAONは、出演者が全員女性アーティスト、その日限りの驚きのコラボレーションが売りになってる都会型音楽フェス。アーティスト同士のコラボ、その先駆者とも言える存在だ。

2022年3年ぶりの有観客開催だったNAONのYAONは、始まって以来の土砂降り。今年は晴れ渡る空の下、そしてマスク越しの声出しOK、思いっきり音楽を楽しむぞ!というお客さんの笑顔溢れる中でのスタートとなった。

トップを飾ったのは初出場のLonesome_Blue!続いてPARADOXX、Gacharic Spin、そして3月にUSツアーを終えた注目のNEMOPHILA、若い世代のバンドがエネルギッシュに会場を盛り上げ、ステージに華を添えた。

そして仮面ライダーのテーマソングを偶然歌っていた4人、初出場の松本梨香・相川七瀬・土屋アンナ・寺田恵子(SHOW-YA)の豪華なスペシャルコラボ“仮面ライダー女子4人組”がこの日限定で結成され、メドレーも披露し会場を沸かせた。

休憩を挟んで、後半は土屋アンナからのスタート。「Crazy World」で寺田恵子とmayu(NEMOPHILA)が早々に参加し、会場は一気にヒートアップ。そして初出場の松本梨香は、広い世代に愛されるあの曲「めざせポケモンマスター」で会場を一つに。

続いてこちらも初出場の千秋が登場し、「憧れのNAONのYAONに出れました。やっと呼ばれて嬉しいです。」とMC。そしてポケットビスケットの大ヒット曲「YELLOW YELLOW HAPPY」「POWER」を披露してくれた。SHOW-YAがバックを務めた「YELLOW YELLOW HAPPY」では寺田とツインボーカル、野音を埋め尽くした2500人のオーディエンスは一気にヒットアップ、千秋ならではのハートウォーミングな瞬間を作り出した。


相川七瀬はヒットナンバー「Sweet Emotion」「夢見る少女じゃいられない」、JILLは80’sを代表するPERSONZの名曲「DEAR FRIENDS」を歌い上げた。会場はクラップと拳の突き上げ、マスク越しのコール&レスポンスに包まれ、コロナ禍で規制された鬱憤をはらすかのように、ビートやギターのリフ、ディーバ達の声に自由に身を任せ、心から音楽を堪能していた。

オーラスはクィーンオブロックSHOW-YA。「私は嵐」から始まり、レガシーソング「限界LOVERS」で圧巻のギターとベース回しのパフォーマンス。22組48名がステージで「Rock Love」を全員で大合唱、会場が一体となり絶頂を迎えた。


熱い女たちのバトル、そして煌びやかでアグレッシブなパフォーマンス、唯一無二となるNAONのYAONのステージは今年も健在だった。出演者全員の思いが会場を一体にし、熱いステージに幕を下ろした。年齢を感じさせないエネルギッシュでクールなSHOW-YA。今後も日本のロックシーンをパワフルに牽引していくに違いない。

この記事をポスト

この記事の関連情報