癒しのルックスと声を持った美青年ウジュ インタビュー

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――“宇宙”という名前、とても珍しいですけれど、実は本名なんですって?

宇宙:はい、本名です。韓国でも、やっぱり珍しい名前なんです。“宇宙”と名付けられた理由は、実は兄の名前が“大宇”で、続けると“大宇宙”になるから。もし弟がいたら“宙人”で、3人続けて“大宇宙人”になってたんじゃないかな(笑)。

――なるほど。そんな素晴らしいネーミング・センスを持ったご両親のもとで育ち、どんなキッカケでシンガーを志すようになったんでしょう?

宇宙:10歳くらいのとき、テレビでソテジワアイドゥル(1992年デビューのK-POPグループ)を観て“カッコイイな”と思ったのが、歌手になりたいっていう気持ちを持った最初ですね。彼らはダンスもやってましたけど、その後は音楽自体に興味を持つようになって、バラードばっかり聴いてたんです。で、歌うことが好きになり、ゲームセンターの小っちゃいカラオケ・ボックスみたいなところで、よく歌ってました。

――そして2005年に韓国でデビューしたわけですが、日本デビューの話には驚いたんじゃありませんか? おまけに、先立って昨年12月には、オフコースのベスト・アルバム『i』のCMキャラクターに抜擢されたわけですから。

宇宙:うん。外国で歌手デビューすることが、すごく大きなことのように感じられて。もう、韓国でデビューしたときよりドキドキしました。で、去年の11月に日本に来て、日本で生活しながら日本語の勉強を始めたんです。

――ええ! 1年足らずの学習期間で、この会話力は素晴らしいですよ。さすがシンガー、耳がいいから上達も早いですね。

宇宙:(事務所の)社長さんからも、いつも“宇宙は頭じゃなくて耳がいい”って言われてます(笑)。だけど、最初は大変でしたよ。友達もいないし外国での生活も初めてだし、誰が喋っていても話がわからない、言いたいことがあっても伝えられないから、本当に寂しくて。やっぱり言葉は必要だなっていう、その気持ちで頑張ることができました。

――そこで宇宙流の、何か特別な勉強法ってありました?

宇宙:韓国語の字幕が付いた日本のアニメやドラマを観てました。日本語と韓国語って言葉の並びが同じだから、ずーっと観てると単語が少しずつわかってくるんですよ。で、急に覚えて使えるようになって。車が好きだからアニメだと「頭文字D」とか、ドラマだと「時効警察」「結婚できない男」「ひとつ屋根の下」とか全部観ました。日本のドラマ、なんか韓国のドラマとは違ってて、アイディアとかシナリオが新鮮なんですよ。結構面白くて、僕は好きです。

――おかげで日本語を習得し、めでたく今回日本デビュー。とはいえ、「言葉にできない」「キャンディ」というカバー・シングル2枚同時発売というのは、結構なプレッシャーだったのでは?

宇宙:はい。日本でヒットした曲だからプレッシャーも大きくて、そのぶん練習もしました。でも、オリジナルとは全然違う雰囲気のアレンジが僕にすごく合ってる気がして、レコーディングのときはカバーというより新曲みたいな感じでしたね。考えていたより、ホントに楽な気持ちで歌えました。

――2曲ともアコースティックな感触は残しつつ、打ち込みリズムで現代的アレンジが施されていますもんね。では、それぞれの楽曲に対する印象も伺います。まず「言葉にできない」は、昨年出演したCMでも使われていたオフコースのナンバー。

宇宙:オリジナルを初めて聴いたときは、まず“高くて綺麗な声だなぁ”っていう印象が一番大きかったのと。サビの“ラ~ラ~ラ~”っていうメロディがシンプルで、一度聴けば一緒に歌える良い曲だと思いました。あと、歌詞の雰囲気もすごく綺麗なんですよね。“あなたに会えて ほんとうによかった”なんて、短いけれど本当に自然で綺麗。

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