ザ・スタンズ、リバプールからの柔らかな風

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UKで今もっとも注目されているのが、コーラルのブレイクによって俄然熱を帯びてきたリバプールのミュージックシーンだ。バンディッツやズートンズなどの個性的な新人バンドが続々と登場して、ますます活況を呈しているこのシーンから、またまた面白いバンドが日本デビューを果たした。それがザ・スタンズだ。

作詞作曲とプロデュースも行うリーダーのHowie Payneが'01年にリバプールでバンド結成。'03年、シンングル「When this river rolls Over you」でデビューし、全英トップ40(31位)入りを果たす。その後も、2ndシングル「I need you」(全英34位)、3rdシングル「Here she comes again」(全英28位)とリリースし、'04年2月にデビューアルバム『All Years Leaving』をリリースし、全英トップ30(28位)入りを果たすヒットになった。このアルバムが日本でもやっと7/22にリリースされ、彼らの日本デビューとなったのだ。

音のほうは、往年のフォーク・ポップスの香りを振りまく美しいメロディが特徴で、'60~'70年代の音楽、特にビートルズやバーズからの強い影響を感じる。耳に馴染みやすいメロディラインと、あまり強く主張してこないが綿密にアレンジされた演奏は心地よく、まさに過去と現在が一体となったような錯覚に陥ってしまう。

オアシスのノエル・ギャラガーも彼らを大絶賛し、自分のスタジオを彼らのレコーディングのために貸したり、オアシスのライヴのオープニングアクトに彼らを起用したりするほどの入れ込みようだという。またアルバム『All Years Leaving』の「Some Weekend Night」ではゲスト参加し、リード・ギターを披露している。

UK独自のトラッドな雰囲気とポップさは、日本でも大きく受け入れられそう。PV映像をじっくり見てください。

「Here She Comes Again」PV映像はコチラから
https://www.barks.jp/watch/?id=1000001081

公式サイトはコチラ
http://www.toysfactory.co.jp/stands/
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