イラクのフルージャで米軍の総攻撃がはじまった。

米軍はへヴィメタル/ハードロックを“武器”として使用している(参考記事:AC/DC、イラクの膠着状態を打破!?)。使われているのは主にメタリカ、AC/DC、ガンズ・アンド・ローゼス、レッド・ツエッペリン、ジミ・ヘンドリックスといったアーティストの楽曲だ。BBCはこれについて「効果あり」との米兵の声を報じている。また、メタリカのジェイムス・ヘットフィールドが先週、米NPRラジオの番組『Fresh Air』に出演し、こうした使い方についてコメントした。

彼は米軍から許可を求められたことはなく、また印税も入らないが「文化の違いから攻撃の道具になる」とし、「歌詞は表現手段の一つで、自らの狂気を表現するための自由。イラクの人々が自由の味を知らないなら、これで体験してもらえればうれしい」と司会者のテリー・グロスに語った。

また、彼の曲が“拷問”になることについて、イラク人だけでなくすでにメタル・ファンの「両親や妻を苦しめている」と皮肉混じりのジョークで答えた。

しかし、次に真剣な口調で「本当の理由は分かっている。この類の音楽には妥協がないんだ。まったく容赦しない……デス・メタルを12時間ぶっ通しで聞いたら、俺だって頭がおかしくなる。相手の知りたい情報を何でも教えてしまうだろう」と話している。

戦闘では、AC/DCのアルバム『Back in Black』('80年)収録の「Hell's Bell」や「Shoot To Thrill」、メタリカの「Enter Sandman」がよく使われているという。

T.Kimura