ARCゴスペル・クワイア、魂の歌声が響いた六本木ヒルズ

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X'masのイルミネーションに彩られた六本木ヒルズに、12/19の夕方、多くの人だかりができた。N.Y.からやってきたARCゴスペル・クワイア(以下、ARC)の公演が六本木ヒルズアリーナで行なわれたからだ。ショッピングや観光で訪れた人々は、どんどんとARCの歌声に吸い寄せられるようにアリーナ周辺に集まってきた。

今回N.Y.から来日したARCは、30人以上のメンバーで構成され、統一された衣装を身にまとって登場、指揮者を中心にメンバーが整列。ステージの横にはたくさんのキャンドルも用意され、照明と相まってとても幻想的な雰囲気だ。そんな中、ARCがアカペラで歌うゴスペル。メンバーの大きなエネルギーが声に集中し、その一体感と迫力はものすごい。リズムは、楽器で演奏する音楽以上の躍動感に溢れ、弾むような楽しさを運んでくれると共に、“声が心に響くとはこういう感覚か…”と納得させられるすごさだ。ARCは、普段ほかの仕事をしつつ、ゴスペルを歌っているメンバーが多いのだが、とても傍らに音楽をやっているとは思えないプロフェッショナルぶりは本当に圧巻だった。ライヴの中盤では次々にソロパートを歌う「Thank You Lord」を披露。ソロ・パートではまさにそれぞれが主役となる瞬間であり、見事な歌声でパートごとに大きな拍手に包まれた。また、最もポピュラーと言ってもいい「Oh, Happy Day!」は観客の手拍子と共に会場全体が揺れた。

祈りの歌であるゴスペル・ミュージック。ARCのメンバーは、麻薬やアルコール中毒など本当につらいときをこの音楽と共に乗り越えた。そんなつらさを乗り越えた強さと自信が、声にも、表情にも溢れていた。そして、彼らの素晴らしい歌声と笑顔が、言葉も国境も越えて多くの人々の心を揺さぶり、大きなパワーを与えたステージだった。

BARKSでは、後日ARCゴスペル・クワイアへのインタヴューを掲載予定。また、ARCゴスペル・クワイアのフルプロモーション・クリップが観られる特集記事は下記アドレスにて。

https://www.barks.jp/feature/?id=1000004147
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