エルトン、『ビリー・エリオット』を見て号泣

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現在、ロンドンで公演中のミュージカル『Billy Elliot』の音楽を手がけているエルトン・ジョンは、オリジナルの映画を観たとき涙でスクリーンが見えない状態だったという。自身の子供時代を思い出して泣きっ放しだった彼は、映画が終わった後、席から立ち上がるのに手伝って貰わなくてはならないほどだったと話している。

5年ほど前にヒットした同映画は、周囲の反対を押し切りバレエ・ダンサーを目指す少年を描いたもの。厳格だった父親に認めてもらおうと苦しんだエルトンは「痛いところを突かれた」と『Daily Mirror』紙のインタヴューで話している。「ビリーの気持ちがものすごく、よくわかった。痛いところを突かれたよ。特に最後の夢を叶えて、父親から認められるところにはやられた」

エルトンは、この映画を元にしたミュージカルのため19の曲を制作しているが、2週間で全てを書き上げたという。「自分のアルバムの中でベストだって思うものは、全部書くのに時間がかからなかった」と話していることからも、今回の作品に自信を持っているのは間違いないようだ。

『Billy Elliot The Musical』は現在、ビクトリア・パレス・シアターで公演中。映画のプロデューサー、監督が制作に関わっている。

Ako Suzuki, London
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