B・スプリングスティーン、給油中に空港ライヴ

今年５月に３年ぶりの新作『デヴィルズ・アンド・ダスト』を発表したザ・ボスことブルース・スプリングスティーン。世界を股にかけるロックスターとなった今も、原点である労働階級の生活を忘れてはいない。AP通信によれば、ヨーロッパツアーを終え、アメリカへ帰国するスプリングスティーンの乗った飛行機が、先週、燃料の補給を行うためアイスランドの空港に停留した。時間は夜中の２時。彼はその場でギターを抱え、夜勤の作業員のために30分の即興ギグを行なったという。

APなどが伝えた空港の従業員の話によれば、演奏曲目はヒットソング「Dancing in the Dark」をはじめ、「Bobby Jean」「Working on the Highway」「Does This Bus Stop at 82nd Street?」他を含む全６曲。一同は空港のラウンジにギターを持ったスプリングスティーンが「現れて曲を披露した」と思わぬ“サービス”に驚いた様子だ。

スプリングスティーンは７月13日から、カナダのトロントを皮切りに北米ツアー第２弾を開催する。最新作『デヴィルズ・アンド・ダスト』は５月のビルボード200アルバムズ・チャートで初登場１位を獲得している。

T.Kimura