オルソン、デビュー・アルバムはD.I.Y.

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カリフォルニア出身ながら英国で人気の新人バンド、オルソンは、レコード会社に発掘されるのが待ち切れず、自分たちでデビュー・アルバムを制作しようと決心したそうだ。オルソンのデビュー・アルバム『Bright Idea』は、今週末の英アルバム・チャートで1位に初登場するのではないかと予測されている。

オルソンのベーシスト、ジョニー・ロンリーは『Bang Showbiz』でこう話している。「俺たち、業界のあり方にウンザリしてたんだ。特にLAのね。相応しいクラブで、A&Rを前に奴らのルールにのっとってプレイしなきゃいけないっていうメカニズムがある。それである日、“そんなの、クソ食らえ、自分たちでやってやろう”って決めたんだ。業界にも俺たちを気に入ってる奴らはいたよ。でも、彼らはトップじゃないからな、何にもできなかった。俺たちは、誰か別の奴が書いた曲を歌う若い女の子の集まりじゃないからな。お偉方には理解できなかったんだろうよ」

しかしロンリーは、A&Rの気持ちもわかると続けている。「長いこと、無視されたからって苦々しい思いはしてない。もしA&Rが誰かと契約を結んで、それが失敗したとするだろ。そのA&Rはクビだよ。だから、彼らはリスクを負いたくないんだ。その気持ちもわかる。彼らを恨むことはできないよ」

「No Tomorrow」で英シングル・チャートの1位に輝いたオルソンのデビュー・アルバム『Bright Idea』は、7月5日に日本でリリース予定。バンドはその後、<Fuji Rock Festival '06>で来日する。

Ako Suzuki, London
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