ラジオ現場も再現! D-51のワンマンライヴ・速報レポ

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昨年「NO MORE CRY」「ALWAYS」と立て続けにヒットを飛ばしたD-51。3月にリリースした2ndアルバム『2GETHER』は、彼らの真っ直ぐな意思と優しさを音楽に託した珠玉の“美メロ”アルバムというべき作品で、飾らない言葉とメロディは全編に渡って冴えまくり、持ち前の「声とハーモニー」の表現力を一層増した、D-51の新たな一歩を印したアルバムだと言えるだろう。

そんなアルバムを経て、5月25日の新潟公演からスタートした今回の全国ツアー<2GETHER TOUR 2006 ~サマーデリバリー 産地直送!暑いうちにお召しあがり下さい!~>。折り返し地点も過ぎ、6月25日地元沖縄でのファイナル公演までラストスパートモードの6月10日に、お台場Zepp Tokyoにて東京公演が開催された。

唯一無比の2人のハーモニーを肌で感じようと会場には約1,000人の大観衆が詰めかけた。まずは軽快なSEに乗ってYu、そしてYasuが登場。「Shall Weノリノリ?」で一気に会場を熱狂の渦に持ち上げる。その後も『2GETHER』収録楽曲を中心に披露。ツアータイトルそのままに、夏を感じる心地よい空間を作り上げる。トーク部分では、レギュラーラジオ番組「三横一村(みつよこいちむら)」の収録風景をステージ上で再現し、お客さんからの質問に答えるといったサービスも展開され、会場が大爆笑に包まれるシーンなど、アットホームな雰囲気。彼らならではのもの、彼らだからこそ成し得る心憎い演出だ。

ライヴ中盤は、彼らの一つの真骨頂、鳥肌もののミドルチューン~バラードナンバーを次々披露し“ハーモニスト”である彼らの真髄をあらためて感じさせてくれた。後半は「Dance Around」でフロアーをクラブ色に染め、エンディングの「LET's TRY」「NO MORE CRY」まで一気に駆け抜けた。熱狂に包まれた会場はもちろんこれでは収まらず、アンコール、アンコールの大合唱と鳴り止まない歓声の中、再び2人が登場。再び会場のボルテージは頂点に達した。Yasuが「今日は、みんなに元気をもらいました! 本当にありがとうございます!」と感謝の気持ちを伝え、7月26日にリリースされる新曲「BRAND NEW WORLD」を披露。人気アニメ「ONE PIECE」主題歌として既に番組でオンエアされているだけあり、この曲の疾走感・爽快感をオーディエンスがさらに押し上げる素晴らしい雰囲気だった。

デビュー3年目を迎えますます円熟味を増したD-51、今回のツアーでまた一段、いや三段くらいステップアップした事は間違いない。一回り大きくなったD-51の姿を再び待ち望みながら、「BRAND NEW WORLD」の発売を楽しみにしよう。

文●佐藤ナオ
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