<SUMMER SONIC 06>エディターズ、さらなる成長に期待

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デビュー・アルバム『ザ・バック・ルーム』が1年を超えるロングセラーの末に全英2位を獲得。ジョイ・ディヴィジョンやバウハウスといった80'sニュー・ウェイヴのダークな雰囲気を甦らせてくれるバンドとして本国では高い人気を誇っているエディターズ。だが同時に、ひと足先にそのスタイルで登場し、アメリカやヨーロッパですでにカリスマとなっていたインターポールのフォロワーなのではないか、との声も多く、デビュー時から頻繁に比較されてきたのもまた事実。そんな彼らが日本のフェスでどんな姿を見せるのか。

内容的にクオリティは高い。その演奏力はインターポールはおろか、80'sのダーク・カリスマたちよりも上だとも思う。「Munich」、「Bullets」など、キラー・チューンだってしっかりと存在し、曲の完成度も高い。このまま育てば、ある程度大きなアリーナで活動できるバンドにもなれると思う。ただ、悲しいかな、メンバーにあまりにも華がない。シンガーのトムはいかにも音楽サークルの大学生といった出で立ちであり、カリスマ性に欠ける。こうした暗い音楽をやる理由を醸し出す妖しい魅力みたいなものが見えないのだ。

ズバリ優等生過ぎ。むしろ“暗いコールドプレイ”の方が表現としては的確かもしれない。ただ、どうなるにせよ、もう少し演奏面以外の自己主張がこのバンドには欲しいところだ。

文●沢田太陽


SUMMERSONIC 06 TOKYO
2006.8.12
MOUNTAIN STAGE

1.SOMEONE SAYS
2.ALL SPARKS
3.BLOOD
4.FALL
5.BULLETS
6.BONES
7.CAMERA
8.LIGHTS
9.YOU ARE FADING
10.MUNICH
11.FINGERS IN THE FACTORIES

◆SUMMER SONIC 06特集はこちらから
https://www.barks.jp/feature/?id=1000025892
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