究極の音！ストイックな携帯プレイヤー「iAUDIO U5」

「iPod touch」が音楽だけでなく、映画やYouTubeが観られたり、Webが使えたり、スケジュール帳やメモ帳、カレンダーになったりと、もはや、超小型パソコンと化している一方で、“好きな曲を聴くためだけに存在していればいい” という、何とも一本筋の通った携帯オーディオプレイヤーがある。コウォンジャパンの「iAUDIO U5」だ。

本製品は、コウォンジャパンの製品情報ページでも謳っている通り、＜動画は見ない、内蔵スピーカーも使わない、タッチパネルも大画面もいらない。好きな曲を、iAUDIOサウンドで聴くためのMP3 プレイヤー＞とのこと。いやはや、マルチメディア・デバイスとして進化する音楽再生端末の“王道路線”を真っ向から否定する姿、カッコイイじゃないですか。

というわけで、本製品では動画の視聴は不可。再生できるファイルは、MP3とWMA、WAVのみ。

こだわりはインターフェースと音質。インターフェースでは、電源オンや再生、ボリューム調節など使用頻度の高い操作を研究し、ストレスなく使えるようにしたとのこと。確かに「iPod touch」の画面タッチの誤反応などにストレスがたまってしまうことを考えると、このユーザビリティーへの配慮は嬉しいところ。

また、音質では、MP3プレイヤーとして初めて「BBE」を搭載した本シリーズ。「BBE」は、BBE Sound inc.のページによると、INXSやMegadeth、Slipknot、30 Seconds To Marsのメンバーもレコーディングやライヴで使っているという、プロ用の音響技術。音をごまかすためのエフェクトではなく、忠実な原音を鳴らすための技術を搭載するという点で、やはり他の携帯オーディオプレイヤーと一線を画している。

さらに、音声出力を64mWに強化し、高級ヘッドフォンを利用した際でも音痩せを防ぐ。加えて、ヘッドフォンを変えた際に特に役立つ、柔軟に調整可能な「Advanced EQ」を搭載。

価格は4Gバイトモデル（ホワイト）が13,800円、8Gバイトモデル（ブラック）が16,800円（いずれも直販サイト価格）で、３月15日より販売開始される。

ストイックに音楽を楽しみたい人、“他人はどうあれ、自分だけはちゃんと音楽を聴きたい” という孤高のリスナーの皆さん、ぜひどうぞ。


●スペック詳細はオフィシャルサイトで
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