日本人“生音トラックメーカー”が欧州で大ブレイク中

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アンダーグラウンドHIP-HOP、JAZZY HIP-HOP、インストHIP-HOPなるジャンルの音楽をご存知だろうか。これは、MCが中心のマッチョなものではなく、インストルメンタルがメインのHIP-HOPである。このジャンルは言葉がない分、海外と国内の区別があまりないこともあって人気が高く、特に日本人クリエイターは非常に評価が高いのだが、あまり一般には知られていないのが実情だ。

しかしながらそんな世界で注目を集めているのが、日本人のトラックメーカーShingo Suzuki。サンプリングに加え、トラックほぼすべての上モノを自ら演奏しサンプリングする“生音トラックメーカー”というスタイルが、世界中のアンダーグラウンドHIP-HOPシーンから絶賛されている。またフランスで最もビッグなRAPグループHOCUS POCUSの20syl(ヴァンシール)、DJ Green、LAアンダーグラウンドのBLU、そしてSwollen MembersのMOKA ONLYなど、数々の大物アーティストとのコラボも実現させているという。

myspaceにアップされたインスト・トラックが世界中から絶賛され、まだアルバムのリリースもない日本人のトラックメーカーがそうそうたるメンバーとのコラボを実現などという、これまでにまったく前例のない注目のされ方で、5月21日にリリースされたアルバムも、好評を博しているという。

このアルバムはリリース前にmyspaceで4位に入り、HOCUS POCUSとマイクリレーを展開している日本人ラッパーOl'K(オーケー)の日本語と英語を使ったラミングが絶賛され、フランス最大のHIP-HOPステーション「SKYROCK」で日本人クリエイター&日本語ラップが放送されるという歴史的快挙も成し遂げている。

フランスのitunes music storeのHIP-HOPアルバムチャートで11位。日本でもitunesでは2位、Tower Recordsでは3位とインディーズとしてはかなりの大健闘。フランスのチャートアクションを受けEU圏各国のitunesでTOPページで『スタッフおススメ』として掲載されHIP-HOPページでバナーが貼られるなど、破格の扱いでヨーロッパを席巻中だ。

ぜひぜひ実際に、このトラックを経験してみてほしい。

●Myspaceページ
http://www.myspace.com/shingosuzuki
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