ザ・ティン・ティンズ流、アルバム・カヴァーの作り方

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デビュー当時、お金がなく自分たちでレコード・ジャケットを制作したというザ・ティン・ティンズが、Teen.comで取材でそのDIY方法を伝授した。

ケイティ(Vo)とジュールズ(Dr)の2人は同サイトのインタヴュー映像の中で、カラフルなテープやペンを使用し、ブロンディとマドンナのアルバムをオリジナルのアート・ワークに作り変えた。ジュールズはデボラ・ハリー以外のブロンディの男性メンバーをすべてテープで覆い隠し「For Boys」とのタイトルを追加。ケイティは丸めたテープやカラー・ペンでデコレーションを加え、「アンディ・ウォーホル/マリリン・モンロー風マドンナ」に。その手馴れた様子は、まるで“のっぽさん”。

2007年に地元のインディ・レーベルよりリリースされたデビュー・シングル「That's Not My Name/Great DJ」のことだと思うが、ケイティはお手製ジャケットについてこう語っている。「初めてレコード出したとき、プロモ作ってお金が無かったの。で、あちこち探し回ってカードを見つけたのよ。ショッキング・ピンクのカードだったわ。それにマスキング・テープ貼り付けて、自分たちの名前を書き込んだの」

このDIY作品、まったくといっていいほどお金はかかっていないが、かなり好評だったようだ。ケイティは「話題になったわ!」と続けている。

バンド名の書かれたテープを張るというこの手法は、その後のシングルおよびデビュー・アルバムでも活用されている。

ザ・ティン・ティンズの図工コーナー『Get Crafty with The Ting Tings』の映像はTee.comで。

Ako Suzuki, London
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