玉木 宏、「自然との共存」「立ち止まってゆっくり考える時間」をテーマに作り上げたNEWシングル「SLOW TIME」&NEWアルバム『Times...』大特集

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[BARKS FEATURE] 玉木 宏 NEWシングル「SLOW TIME」&NEWアルバム『Times...』大特集

「自然との共存」「立ち止まってゆっくり考える時間」という2つのキーワードをテーマに作り上げた温かくオーガニックなサウンドのポップ・アルバム

レコーディング、撮影もすべてハワイで敢行 玉木 宏の甘く心地よい声と描き下した歌詞にも注目

全力疾走で活動を続ける俳優、玉木 宏。「自然との共存」、「立ち止まってゆっくり考える時間」という2つをテーマに、30歳を目前にしてこれまでの自分を振り返り、自分自身のこれまで、そして今後に思いを馳せる内容の素晴らしい作品が出来上がった。速度がありすぎる現在の生活から一歩離れて自分を見つめ直し、スローさの重要性に気付かせてくれる楽曲の数々。玉木 宏の甘い声を中心として、全体に漂う温かくオーガニックなフレーバーはリスナーの心に染み渡る。海、山などの自然が透けて見えるサウンドで、急ぎすぎる自分自身を理楽すさせてみるのはどうだろう。そんな思いを込めた玉木 宏へのインタビューを含む大特集だ。

INTERVIEW

――多忙な俳優業と両立させて、1年2ヶ月ぶりのサードアルバム『Times…』が完成しました。今回はハワイでレコーディングされたそうですね。

玉木 宏(以下、玉木):今回は「自然との共存」ということと、「立ち止まってゆっくり考える時間」というテーマがあって、それでハワイに行くことになったんですけど、とてもいい環境でした。普通はスタジオの中に窓がないことが多いんですけど、そこは窓があって海が見えて、という環境だったので。ほかの仕事も絡んでいたので、ハワイには合計1ヶ月くらいはいました。レコーディングをして、PVを撮って、ジャケット写真を撮って、CDのフォトブックを撮って、あとファンクラブのイベントもやって。

――「ゆっくり考える時間」というテーマを歌いたいと思ったのには、どんなきっかけがあったんですか。

玉木:今僕は29歳で、20代は勢いでいくところもあると思うんですが、30歳の一歩手前というのは、立ち止まって考えることも必要なのかなと思う時期でもあって。前作の『Bridge』よりも全体的なトーンを落ち着かせて、僕の考えていることをしっかり聴いてもらいたいということで、そういうコンセプトでやろうと思いました。

――今だから歌えるテーマ、ということですね。

玉木:そうですね。そんなに立ち止まったり振り返ったりするほうではなかったんですけど、ここに来てようやく、そういうことができるようになったのかなと思います。ただ、それは後悔しているということではなくて、自分の進んできた過程をちゃんと自分の中で受け止めて、そこからまた再スタートを切るという意味合いなので。すごくいいんじゃないかなと思います。

――シングルになった「SLOW TIME」はどんなふうに作った曲ですか。

玉木:レコーディングした全部の中から「どれをシングルカットしようか?」という感じだったので、決め込んでいたわけではなかったんですよ。でも「休もう、休もう」というサビがものすごくキャッチーで…。今の世の中はすごく忙しなかったり、日本人はあまり休まないと思うし、その中であえて「休もう」と提案することはある意味斬新だと思うし。今の時代はそれでいいんじゃないかと思って。僕自身が立ち止まって振り返るという意味合いも含めて、すごく共感できる世界観だったので、これをシングルにしようと決めました。

――玉木さん自身の作詞も2曲、ありますね。まず「大切な場所」はどんなイメージで書いた詞ですか。

玉木:今回は全体のキーワードとして、海や風や、自然のものをどこかに入れようということがあったんです。僕は海も好きだし山も好きだし、何か考える時にはそういうものが見えるところへ行ったりするんですけど、きっと人それぞれにとってそういう大切な場所や、思い出の場所があると思うし。そういう場所で考えたこととか、夢とか、日々の生活の中で忘れがちなことをあらためて思い出してほしい、という思いを込めて書きました。

――もう1曲「君と空」は?

玉木:これは対照的にラブソングで、僕の恋愛の理想像でもあると思います。男として「彼女に何かあったらすぐに飛んで行きたい」という気持ちを持っているし、これだけたくさん人がいる中で、大切な人と出会うのはすごく特別なことだと思うので。恋愛に限らず、友達も含めて、人との大切な出会いのことを書きました。

――ヴォーカルについてはどうですか?

玉木:レコーディングはすごくシビアなものだし、やればやるほど新しい課題を突きつけられて、なかなか難しいなと思います。でも、すごく楽しいです。より伝えるために、できるだけライヴのイメージを思い浮かべて歌うことは意識してます。あまり無理をすることもなく心地よく歌えば、それが聴く側にも届くと思うので。

――全体を通して、温かくオーガニックなサウンドのポップ・アルバムになっていると思います。このアルバムを、どんなシチュエーションで聴いてもらいたいですか?

玉木:きっと心地よい感じで聴いてもらえると思っているので、海や山や、自然が見える場所でドライブしながら聴いてもらえると嬉しいですね。夜というよりも昼間、外で聴いても気持ちいいのかなと思います。

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