DJミキサー「XONE」シリーズにエントリーモデル「XONE:22」が仲間入り

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音質に定評のある英Allen & Heath社のDJミキサー「XONE」シリーズにエントリーモデルが仲間入りした。クォリティはそのままにエントリーユーザーのために驚くべき価格を実現したDJミキサー、それが「XONE:22」だ。XONEシリーズはハイクオリティ、多機能を誇るが、既存のラインナップはそのぶん高額だったため、これまで手が出なかったというDJおよびDJ予備軍には朗報だ。国内販売を手がけるのはハイ・リゾリューションで、4月30日より発売が開始されている。

英Allen & Heath社のXONEシリーズは、XONE:2D、XONE:4Dをはじめ、多機能な製品が多い。豊富な入出力を備えるほか、PCとの接続でオーディオインターフェイスやMIDIインターフェイスとしても機能する。そのぶん、価格は他社のDJミキサーよりはいくぶん高めに設定されていた(XONE:2Dが110,000円前後、XONE:4Dが370,000円前後)。

一方、今回の新製品「XONE:22(ゾーントゥエンティートゥ)」は、入出力を必要最小限にしぼったことで、実勢価格で49,800円と価格が抑えられている。価格はエントリーレベルだが、「トッププロクォリティのウルトラハイコストパフォーマンス」というのがウリだ。

入力は2ステレオチャンネルで、いずれもフォノおよびラインに対応。外部エフェクター用のセンド・リターン(RCAピン)も装備する。マスター出力(XLR)のほかにヘッドフォン、モニター出力を備えるのはもちろん、レコード出力を装備する点も気が利いている(モニター、レコード出力ともにRCAピン)。

アナログフィルターや3バンドフルカットEQなどサウンドパフォーマンス面の充実に加え、LEDメーターやブラックライトで印字が光るギミックなど、DJミキサーが使われる現場を想定した工夫も目立つ。上位機種と同等のパーツクォリティということで音質面にも期待ができる。

◆主な特長
・エントリーレベルの価格、トッププロクォリティのウルトラハイコストパフォーマンス
・Allen & Heathが誇る高品質のステレオオーディオ入出力をフル装備
・伝統のアナログVCAフィルター
・3バンドフルカットEQ
・エフェクトループ
・プロフェッショナルXLRバランス出力
・デュアルモード 10セグメント高精度LEDレベルメーター
・モニターおよびレコーディング出力
・DJスタイルに合わせて可変可能なクロスフェーダーカーブ
・上位機種と同等のパーツクォリティ
・現場での照明の映り込みを防ぐ、ストームグレーフィニッシュとブラックライト

◆製品仕様
・入力:2xデュアルステレオマルチ入力+ ステレオFXリターン + 1xMIC入力
・ヘッドルーム:+18dB
・出力レベル:+4dBu @ メインXLR、-2dBu @ モニターRCA、-2dBu @ FXセンドRCA
・最大出力レベル:+25dBu
・感度:-45dBu~-15dBu @ MIC、7~100mV 47K/330pF @ PHONO
・ノイズ:<-80dBu(S/N84dB)@メインミックス、<-97dBu @残留ノイズ
・周波数特性:20Hz ~ 30kHz +0/-3dB
・高周波歪み率:<0.002%(THD+N @ 1kHz +0Vu Out)
・EQ:3バンド +9dB~-∞(オフ/キル)@ 120Hz / 1.2kHz / 10kHz
・シャットオフ:<-74dB @ チャンネルフェーダー、<-80dB @ クロスフェーダー
・電源:専用ACアダプター
・サイズ:本体:190W x 82H x 307D mm, 2.2Kg

◆XONE:22
価格:オープン(税込実勢価格49,800円)
発売日:2009年4月30日
◆ハイ・リゾリューション
◆HRストア・オンラインストア
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