ブラーのグレアム、オアシスに勝ち「ビルから飛び降りたくなった」
コクソンは『Daily Mail』紙のインタヴューで当時をこう回想している。「いわゆるブラー・オアシス戦争のクライマックスだった。“Country House”が“Roll With It”を破り、チャートのトップに躍り出た。
コクソンはまた、ブリット・ポップに対し「ポジティヴなことは何もいえない」とも話している。「すべてはグロテスクな茶番劇だった。英国をクールに見せようって意図だったけど、俺たちみんなを冗談のように見せただけだった。音楽の祝典であるはずが、つまらないライバル関係を生んだだけだ。バンドの間に親密感なんかなかったよ」
コクソンは「バンドが成功すればいい」と思っていたものの、実際そうなってみると負担になるばかりだったという。そして、飲酒の問題が浮上。バンド後期は「楽しくはなく、やけくそで」飲むようになってしまったそうだ。
すでに別のインタヴューで話しているように、コクソンにとって、プロモーションなどのプレッシャーがまったくない夏のリユニオンは「楽しい部分があるだけ」なのだろう。
コクソンは今週、7枚目のソロ・アルバム『The Spinning Top』をリリース。各メディアから高いレビューを得ている。
Ako Suzuki, London
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