坂本龍一、フジ開局50周年ドラマ『不毛地帯』で9年半ぶりのTVドラマ・メインテーマ決定

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坂本龍一が、渡部篤郎・中谷美紀が主演した日本テレビ系ドラマ『永遠の仔』(2004年)メインテーマ「LOST CHILD」以来、9年半ぶりになるテレビドラマのメインテーマ制作を手掛けることがわかった。

坂本がテーマ曲を手がけるフジテレビ開局50周年記念ドラマ『不毛地帯』は、2009年10月の木曜夜10時からスタートする連続ドラマで、唐沢寿明主演・山崎豊子原作という『白い巨塔』のゴールデンコンビが6年ぶりに復活した大作。ちなみに原作となった小説「不毛地帯」は、1973年から78年まで「サンデー毎日」に連載され、その後書籍化。これまでに累計434万部(2009年7月現在)を売り上げたベストセラーだ。

ドラマ・メインテーマ決定の経緯について、『不毛地帯』の長部聡介プロデューサーから次のようなコメントが届いている。

「『不毛地帯』をドラマにしようと考えたときから、音楽は坂本龍一さんにお願いしたいと思っていました。この作品で描く終戦から30年という時間的長さと重さ、戦争と経済復興、家族、愛、という多面的なテーマ、全体的スケール感…それらをすべて背負っていけるような音楽、ということを考えると、普通の音楽家では成立しないのではないかと思ったんです。実現するかしないかはともかくとして、相当早い段階からイメージしていましたね。
具体的にはレコード会社を通じて打診したのがおそらく2年くらい前。劇伴を手がけていただくのか、プロデュース的な関わり方なのか、あるいは一曲書き下ろしていただくのか、いろんな形が考えられましたが、どういう形かは別にして、とにかくこのドラマのために、この作品に見合った楽曲を書いていただけないか、とオファーしました。坂本さん本人にお会いして作品のコンセプト、テーマについて説明し、その結果、メインテーマを書き下ろしていただくことになったんです。」── 長部聡介プロデューサー(フジテレビ)

坂本龍一は、8月9日に夢の島公園陸上競技場で開催される<WORLD HAPPINESS 2009>にYellow Magic Orchestraとしての出演を予定。

また、9月2日には、坂本龍一総合監修による『音楽の学校=schola(スコラ)』第3巻を発売(今回のテーマはドビュッシー)。9月23日には、2009年3月から4月にかけて行なわれた坂本龍一ソロピアノツアー24公演の全楽曲から、坂本龍一本人がセレクトした2枚組CDアルバム『Playing The Piano 2009』をリリースする。さらに、10月7日より12月2日までヨーロッパ9ヵ所における<Playing the Piano 2009 Europe>ツアーも予定と、幅広く躍動的に活動を行なっていく。

◆iTunes Store 坂本龍一(※iTunesが開きます)
◆坂本龍一 オフィシャルサイト Sitesakamoto
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