頭脳警察の全てが明かされる、5時間14分のドラマ

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11月7日(土)から公開となる、映画『ドキュメンタリー 頭脳警察』。この公開を記念して、シアターN渋谷にて、7日間連続の記念イベントが行なわれる。

連日18:30の回の上映後に、下記の面々が登場、貴重なトークが堪能できることになるだろう。

11月7日(土) 重信メイ(ジャーナリスト)×宮台真司(社会学者)×瀬々敬久(『ドキュメンタリー 頭脳警察』監督
11月8日(日) 足立正生(映画監督)×瀬々敬久
11月9日(月) 井土紀州(映画監督)×瀬々敬久
11月10日(火) PANTA×スペシャルゲスト
11月11日(水) PANTA×鈴木慶一(ムーンライダーズ)
11月12日(木) PANTA×鈴木邦男(「一水会」顧問)×木村三浩(「一水会」代表)
11月13日(金) 頭脳警察(PANTA・TOSHI)×瀬々敬久

「止まっているということと、変わらないということは、違うんだよ」とPANTAは語る。1969年、19歳のPANTAとTOSHIを中心に結成された頭脳警察は、学生運動の時代、1972年に発表されたファースト及びセカンドアルバムは、その歌詞の過激さから発売禁止の処分を受け、頭脳警察は反体制のバンドとして担ぎあげられた。そして1975年。学生運動の終焉を告げるかのように、彼らは突然解散する。数々の伝説的なステージと6枚のアルバムを残して。

映画『ドキュメンタリー 頭脳警察』は、幻野祭でのパフォーマンスを含む貴重なフッテージに加え、PANTAがニューバンド陽炎を結成した2006年から頭脳警察を再始動させる2008年までの3年間にわたり、ライヴやレコーディングシーン、さらにはプライベートにまで密着し、実に計250時間以上もカメラを廻し続けたドキュメンタリーだ。

3部作として構成され、総時間は約5時間14分にも及ぶ。1部1作品として、独立して鑑賞できる構成にを持つ。

PANTAの母は従軍看護婦として働き、病院船氷川丸で帰国した。その母の死をきっかけに知る戦争の断面。東京拘置所に収監された元日本赤軍・重信房子との交流。14歳の少年がひとりで200人のアメリカ軍と戦ったという事実を扱った新曲。その一方で多くのミュージシャンとの共演し、独自の活動を続けるTOSHI。それぞれの想いが交錯し、重なり合い、遂に伝説のバンドは再始動の時を迎えるのだった。

監督は『感染列島』『MOON CHILD』の瀬々敬久。自らもPANTAに密着し、膨大な記録を渾身の3部作にまとめ上げた。これまで決して語られることのなかった頭脳警察の全てが、いま明かされることになるのだ。

『ドキュメンタリー 頭脳警察』
出演:PANTA /TOSHI/菊池琢己(guitar)/中谷宏道(bass)/中山努(keyboards)/小柳"CHERRY"昌法(drums)ほか
監督:瀬々敬久
プロデューサー:石毛栄典
企画:須田諭一
撮影:西久保弘一ほか
整音:有元賢二
助成:文化芸術振興費補助金
製作・配給:トランスフォーマー
(2009年 / カラー / 第1部:107分 / 第2部:103分 / 第3部:104分 / デジタル上映 / DV / ステレオ )
(c)2009 Transformer,Inc.
11月7日より シアターN渋谷ほか 全国順次公開
◆『ドキュメンタリー 頭脳警察』オフィシャルサイト
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