フー・ファイターズ、新作では生のロック

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フー・ファイターズが新作でニルヴァーナの『Nevermind』を手がけたブッチ・ヴィグとタグを組むというニュースはすでにお伝えしたが、デイヴ・グロールはヴィグの力を借りビッグなサウンドを作りたいという。

2人が一緒にアルバムを制作するのは『Nevermind』以来、およそ20年ぶり。グロールはBBCにこう話している。「俺ら2人が一緒にアルバムを作るのは20年ぶりだ。ブッチは、曲をビッグにしてくれる。いまの時点では、俺はただロックしたいんだ」。「俺ら、アコースティックのものは十分やった。前の2作には、ピアノやマンドリンがたくさんあった。今度は、フルにしたい」

曲のアイディアはすでにたくさんあるという。「この前のツアーをやっている最中に曲はいっぱい書いてたんだ。アルバムに相当する数はあった。でも、すぐにはスタジオへ戻りたくなかったんだよ。そんなことしたら、またツアーに逆戻りだろ。俺ら、切実に休みが必要だったんだ」。

レコーディングは9月にスタート予定だという。スタジオではなく、グロールのガレージでやるそうだ。「俺のガレージでやる。ガラクタと冷蔵庫がある、ただのガレージだ」とはいうが、グロールのお気に入りである3rdアルバム『There Is Nothing Left To Lose』もこれまた彼の自宅の地下室で作られたといい、今回もプロトゥールスやコンピューターから離れ、それにならいたいという。

旧式のテープ・レコーダーを使用するつもりだといい、新作では生のロックを聴かせてくれそうだ。

Ako Suzuki, London
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