スカパラが上原ひろみほか“世界標準”アーティストたちとコラボ

ポスト

東京スカパラダイスオーケストラが、デビュー21年目最初のリリース作品となる『Goldfingers』を10月27日(水)にリリースする。自身主催のフェス<トーキョースカジャンボリー>や、定番となっている<EURO TOUR>(2010年はフランス、スペイン、ドイツ、オランダ、ベルギー、スイス6ヶ国12公演)などワールドワイドな活動を続けているスカパラだが、このミニアルバムでは“世界標準”のアーティストたちとのコラボレーションが実現した。

◆東京スカパラダイスオーケストラ、『Goldfingers』参加アーティストの画像

スカパラが本作でコラボするのは、ジャズピアニストの上原ひろみ、ジャズ界の天才・菊地成孔、リミックスではperfumeのサウンドプロデューサーとして知られる中田ヤスタカに、クラブジャズ界の先駆者・須永辰緒の4アーティスト。

上原ひろみは、アメリカの名門バークリー音楽院を主席で卒業し、2003年にジャズの名門テラーク・レーベルから世界デビュー。日本人アーティストとしては唯一となる、ニューヨークのブルーノートで5年連続公演を行なうなど、世界的に活躍している。スカパラのドラム、茂木欣一がMCをつとめるTOKYO FMの『JUSTA RADIO』にて、茂木が尊敬するアーティストとして番組出演したり、2009年の<東京JAZZ>に同日出演してメンバー全員と会ったりと以前から交流があった。なお、彼女とのコラボレーションが念願であったスカパラは、今回、その楽曲タイトルに、日本庭園の装飾のひとつである「水琴窟」と名づけた。

UAとのコラボも記憶に新しい菊地成孔は、音楽家としてだけでなく、文筆家、音楽講師と多方面で活躍。もともとメンバーの北原やGAMOとは旧知の仲であり、2008年には日比谷野外音楽堂にて、菊地成孔率いるペペ・トルメント・アスカラールとライヴ競演もはたしている。今回はジャズ界の巨匠、チャールズ・ミンガス作曲の「Boogie Stop Shuffle」をスカアレンジしている。

スカパラのアーティストコラボといえば、“歌もの”。今回、これら歌ものシングルのリミックスも収録されている。約8年ぶりにタッグを組んだ奥田民生との「流星とバラード」は、中田ヤスタカが、クリスタルケイとタッグを組んだ「ずっと」は、DJや多くのジャズコンピレーションCDなどを手がけるプロデューサー須永辰緒がジャズ風にアレンジしている。

世界標準のスカパラが、世界標準のアーティストたちと組み上げた、ジャンルの垣根を越えた作品。スカパラだからこそ実現できた音世界を存分に堪能してほしい。

なおスカパラは、10月11日には奈良・平城京でライヴ<平城遷都1300年祭「大極殿音絵巻」>に出演、11月1日からは全国ツアー<WORLD SKA SYMPOHY>を渋谷C.C.Lemonホールよりスタートする。同ツアーは2011年1月29日まで全国32公演を行なう予定だ。また、12月22日には、デビュー20周年を記念したライヴ<東京スカパラダイス国技館>、21周年のキックオフライヴ<東京スカパラダイス体育館>のライヴDVDを発売する。

■ 各コラボアーティストコメント
上原ひろみ:
「スタジオ録音とは思えない、本当にお客さんを前にしてステージの上でライヴの様な演奏が録音できました。日本だけでなく海外でもまた一緒になる時はよろしくお願いします。」

菊地成孔:
「スカパラは“元気”を与えている最大のバンドではないかと思っています。ですので、ご一緒させて頂いたのは“え? オレでいいわけ?”的な戸惑いも若干名ありながらも(笑)大喜びでやらせていただきました。」

スカパラ 谷中敦:
「カラオケではありません。歌のないポップス、インストゥルメンタルのダンスミュージックとして最高のプレゼントをさせて下さい。今回はJAZZのメインのフィールドに立ちながら革新的にJAZZを変えようとしているおふたりに参加してもらいました。ピアノの上原ひろみ、サックスの菊池成孔です。国内外に話題となり得るコラボレーションだと思います。最高水準のクオリティーの国産のスカをぜひ楽しんでください。」

◆東京スカパラダイスオーケストラ オフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報