佐良直美、新旧同時ヒットなるか?集大成ベスト登場

ポスト
11月24日、佐良直美が27年ぶりのシングル「いのちの木陰」リリースとともに、3枚組ベスト『ゴールデン☆ベスト デラックス ~コンプリート・シングルス+ヒット・カバー・コレクション』を発売する。

◆佐良直美画像

本作は、彼女の作品としては過去最多となる60曲を収録しており、これまでNHK紅白歌合戦で歌唱したオリジナル楽曲や、伝説の高視聴率ドラマ『肝っ玉かあさん』『ありがとう』の主題歌、さらには山口百恵「夢先案内人」、石原裕次郎「粋な別れ」、布施明「シクラメンのかほり」のカバー10曲など話題作を完全網羅、初CD化は半数以上にあたる37曲にものぼった。

中でも、2001年の暮らしぶりを予言(?)したハイパー音頭ともいえる「二十一世紀音頭」は、オークションで高値取引されCD化が渇望されてきた楽曲で、カルトな歌謡ファンからも注目されている。これだけ質・量ともに高い作品なのに、歌詞ブックレット付きで4000円(税込)という破格の価格設定も太っ腹だ。

佐良直美は、1967年のデビュー曲「世界は二人のために」がいきなりミリオンヒット、その後もドラマやバラエティーでも活躍し、紅白歌合戦には13回連続の出場、紅組では歴代最多の5回の司会を務めるなど、昭和のお茶の間での認知度は非常に高い歌手の一人。特に紅白では、近年の和田アキ子のように番組全体を盛り上げつつ、一歌手としても人々を心酔させる重要な存在だった。1980年代に実業家に転進してからも復活の声が多数聞かれていただけに、この集大成ベストのヒットは大いに期待される。

なお、新星堂横浜ジョイナス店では、本作の大々的なキャンペーンを展開、シングルとベストの同時購入者には1枚ずつすべて異なる彼女の一言コメントを付けた直筆サイン色紙がもらえる。また、今後本人のメディア出演も予定されている。ヒット曲が、次々に消費されるのではなく、大衆に長く浸透していた時代の楽曲には確かな力があるはず。ベテラン歌手がセールス的にも復活する傾向があるだけに、佐良直美の新旧同時ヒットが注目されそうだ。

『ゴールデン☆ベスト デラックス』
2010年11月24日発売
VICL-63577~9 ¥4,000(税込)
disc1
1.世界は二人のために
2.私の好きなもの
3.星になりたい
4.恋はオールデー・オールナイト
5.すてきなファーニー
6.愛の結晶
7.ギターのような女の子
8.二十一世紀音頭
9.いいじゃないの幸せならば
10.知らないで愛されて
11.私が生まれかわる時
12.赤頭巾ちゃん 気をつけて
13.どこへ行こうかこれから二人
14.塩 ローソク シャボン
15.あいつとあの娘
16.肝っ玉かあさん
17.生きてるって素晴らしい
18.片道列車
19.若い心よ集まろう
20.幸福を遠く離れて
disc2
1.白夜に燃えて
2.のんびりやるさ
3.華やかな孤独
4.別れ話は背中にしてね
5.花のフェスティバル
6.陽が当るまで
7.さびしい男たち
8.幸せの日々
9.ベイビー
10.ジャスミンの部屋
11.風
12.ありがとう
13.大都会の子守唄
14.あなたの足音
15.出逢いとさよなら
16.ひとり旅
17.速達
18.フラワー・フェスティバル
19.時計館
20.私のアンティック
disc3
1.風のメロディー
2.愛の消しゴム
3.“翔ぶ”って何ですか
4.国東半島ぶらり旅
5.素顔
6.心
7.賑やかな酒場
8.隣りの席の女
9.ちょっといいもの
10.YASUKOの場合
11.ゴンドラの唄
12.別れのブルース
13.銀座カンカン娘
14.君恋し
15.粋な別れ
16.恋の季節
17.シクラメンのかほり
18.どうぞこのまま
19.夢先案内人
20.Misty

「いのちの木陰」
2010年11月24日発売
VICL-36620 ¥1,200(税込)
1.いのちの木陰
2.銀河の子守唄
3.The Shade of the Tree(いのちの木陰)
4.Lullaby of the Milky Way(銀河の子守唄)
5.いのちの木陰(オリジナル・カラオケ)
6.銀河の子守唄(オリジナル・カラオケ)
この記事をポスト

この記事の関連情報