RIP SLYME、史上最大規模の全国ツアー<RIP SLYME STAR TOUR 2011>を放送

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1年9ヶ月ぶりのアルバム『STAR』をリリースしたRIP SLYMEが4月~7月まで全国ツアー<RIP SLYME STAR TOUR 2011>を開催した。そのツアーの7月13日・日本武道館での公演の模様をWOWOWで放送することが決定している。

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SE「The Beat Goes On」が鳴り響くのに合わせて、観客も力強く手拍子。そのエネルギーに押されるように、ステージ全体を覆っていた幕が勢い良くオープン。ついに姿を現したRIP SLYME。RYO-Z、ILMARI、PES、SUは、ビートに合わせて軽快にステップを踏み、FUMIYAはDJブースにスタンバイ。そしてスタートした1曲目は「Don't Panic」だった。RYO-Z、ILMARI、PES、SUの絶妙なラップのコンビネーション、ポータブルのターンテーブルを携え、ステージ前方に飛び出したFUMIYAのスクラッチソロもバッチリ決まり、日本武道館は最高のパーティー会場と化していった。

冒頭は最新アルバム『STAR』に収録されていたナンバーが連発され、RYO-Zが観客に呼びかけた。「いいねえ。みんな声出てるね。熱いクラップできてるね。あとはステップでしょ!」。そしてなだれ込んだのは、「STEPPER'S DELIGHT」。さらには「熱帯夜」が続き、場内の熱気の上昇はとどまるところを知らなかった、

「スタート前からお客さんのクラップが鳴っていたのは初めて。だから今日はただじゃおかねえぞ! このライブはWOWOWで放送するらしいから、皆とびっきりの顔を見せてよ!」というRYO-ZのMCを挟み、楽しさはさらに加速していった。アルバム『STAR』に収録されていた多彩な曲を連発しつつ、絶妙なポイントで代表曲を繰り出すセットリストが最高。夏っぽいテイストの「甘い生活~La dolce vita~」をじっくり聴かせた後は、「One」「楽園ベイベー」が、観客の爽やかな大合唱を呼び起こした。

マイクスタンドに仕込まれた赤いライトセーバーを振り回しながらラップする様にワクワクさせられた「SCAR」「FUNKASTIC」。RYO-Z、ILMARI、PES、SUがお立ち台に乗ってラップし、すさまじい盛り上がりとなった「Good Times」などを経て、本編ラストは「センス オブ ワンダー」。ステージが満天の星のような電飾で彩られ、穏やかなサウンドが場内を満たしてゆく様が、実に感動的であった。

アンコールはフリースタイルによる5人の自己紹介でスタート。そして、「やっぱり素晴らしいのは君ら。最後にもう1曲。君らが素晴らしいと伝えたい曲です」。聴かせてくれたのは「Wonderful」。場内は真昼のように明るく照らし出され、観客の笑顔がまぶしいくらいに輝いた。曲の終盤ではリップの5人全員がステージ上で肩を組んで横一列となり、足を振り上げながらダンス。まさしく「大団円」という言葉がふさわしい幸福なクライマックスとなった。

今回の7月13日・日本武道館でのライブの模様はWOWOWで放送される。デビューから10年の時を重ねてもなお進化を続ける彼らの最新ステージを番組でもお楽しみいただきたい。

「RIP SLYME STAR TOUR 2011」
8月31日(水)夜6:30~ WOWOWでハイビジョン放送

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