アデル、エタ・ジェイムスのスタイルを偶像視

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エタ・ジェイムスの時間を超越した声は何十年もの間数え切れないリスナーたちを刺激してきた。彼女の逝去に続き、その声を継承する者たちが追悼の意を表している。

ビヨンセは自分のウェブサイトで「エタ・ジェイムスはこの時代の最高のボーカリストのひとりでした。あんなすごい女王様に出会えたのはほんとに幸運です。彼女の音楽的貢献は永遠に続くでしょう」と書いている。

2008年、ビヨンセはファッション・ロックスでジェイムスを讃え、同年映画『キャディラック・レコーズ』で彼女を演じた。

「彼女の深くエモーショナルな歌い方は、なんのフィルターも通すことなく自分の物語を語っていました」とビヨンセは続けている。「彼女は恐れを知らず、ガッツがありました。彼女の死は惜しまれることでしょう」

彼女の死の前でさえ、歌手たちはエタ・ジェイムスの莫大な影響力について語っていた。2010年のイギリスの新聞『ザ・ガーディアン』の記事で、アデルはジェイムスの音楽を見つけ出し、その歌唱やスタイルを偶像視し(「いとこのひとりがヘアドレッサーだったから、私は彼女にエタ・ジェイムスの盛り上げ髪をやってもらえるかどうか尋ねたの」)、実際にライブで歌っているのを見たことについて書いていた。「彼女が歌っていることすべてを――彼女そのものを信じてしまうの。たとえ彼女が自分ではひと言も書いてないとしてもね。つい最近ニューヨークで彼女のライブを見たんだけど、普通じゃなかった。そこに彼女がいて、71歳という年齢で、『あなたがほしいの、ベイビー』って歌っていた。ほとんど自分自身を愛撫するみたいに、その意味がまだ十分にハッキリしていないかのように。彼女にはものすごくアティチュードがあった」

◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル
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