マドンナ、2ndシングル「ガールズ・ゴーン・ワイルド」制作秘話

ポスト

マドンナの『MDNA』からの2ndシングル「ガールズ・ゴーン・ワイルド」は、パトリック・モキシーのウルトラ・ミュージックと契約する2人のイタリア人プロデューサーと1人のカナダ人ライターの遠距離連帯から生まれた。

「明らかに私たちにとってすごいこと」とモキシーは語る。「私たちには2人のプロデューサーと最高のライターがいる。それがすべてなんだ」

ミッドテンポのダンス・パーティ・ソングはマドンナの2005年の作品『コンフェッションズ・オン・ア・ダンスフロア』のスタイルをもっと強力にした感じで、圧倒的にダンスっぽいがハウスと言うよりエレクトロ面が強く出ている。

この曲の起源は2011年初頭、ウルトラ・レコーズのアーティスト、ベニー・ベナッシが4作目のアルバム『エレクトロマン』のリリースを準備していたときにさかのぼる。モキシーはその攻撃的なスタイルが「アメリカのメジャーなスーパースターにもピッタリ」だと思って、ベニーとプロダクション・パートナーのアレハンドロ・ベナッシにもっと曲を書くようリクエストしていたのだ。

モキシーはそこから2~3曲を選び、ティンバランド、ケリー・ローランド、スヌープ・ドッグらと仕事をしていたバンクーバーの若いライター、ジェンソン・ヴォーンに聞かせた。

ヴォーンが1週間で戻してきたデモをベナッシの共同マネージャー、ポール・シアーズはマドンナのマネージャー、ガイ・オゼアリーに送った。すぐにベナッシの2人はマドンナとレコーディングするためロンドンに飛ぶことに。「彼女は2人を気に入った。ベニーはほんとに素晴らしい人間だ。それがすべてをぐっと楽に進めさせたんだ」とモキシーは言う。

そのセッションからの2曲「ガールズ」と「アイム・アディクテッド」が『MDNA』に収録され、「ガールズ」はオープニングを飾っている。

「ヒットを出す最高の方法はヒットを作り出すことだ」とモキシーは言う。「そばに才能のある人たちがいるなら、紹介し合って、彼らに方向性を与えてやるんだ。A&Rのプロセスの本質だけど、すごく自然で人為的じゃないんだ」

◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル
この記事をポスト

この記事の関連情報