Vestaxからパッドやリボンコントローラー搭載のデジタルミキサー内蔵コントローラー「VCI-380」

ポスト
ベスタクスは、オーディオ/MIDIコントローラー「VCI-380」を5月上旬より発売する。

「VCI-380」は、パワフルで創造性に富んだデジタルミキサー内蔵のコントローラー。

2デッキサウンドミックス、スクラッチ、CUE、エフェクト、サンプラー、トリガー、ループ、スライスなど「Serato ITCH」が持つユニークな機能を完全かつ、直感的にコントロールできる。

まず注目はトップパネル上部に設けられた8×2のパッドコントローラー。各チャンネルに8個ずつ搭載されたFSRパッドはHOT CUE、AUTO LOOP、SLICER、ROLL、SAMPLERの5つのモードに可変。さらにアフタータッチを搭載しているのでエフェクトコントロールも可能だ。DJプレイの要となるジョグホイールは、大型化した高精度プラッターと、さらに安定化したホイール機構でMIDI信号をこれまで以上に正確に送信。さらに再生位置が視認できるLEDインジケーターを搭載する。そして、リボンコントローラーは、再生位置をすばやくサーチできる「スタイラス ドロップ機能」やエフェクトのパラメーターコントロールに対応する。

スタンドアロンミキサー機能も便利なところ。2系統のPHONO/LINE入力と2系統のMic入力は、コンピュータを介さずにミックスが可能となっている。PHONO/LINE入力の各チャンネルには3バンドEQが搭載されているのもポイントだ。コントローラーとしての使用はもちろん、単体のデジタルミキサーとして2系統のPHONO/LINE入力にCDプレーヤーやターンテーブルなどを接続して、サウンドミックスができるというわけだ。

音質にも抜かりはない。「VCI-400」で定評のあるXMOSオーディオチップを採用し、24bit/48kHzの高解像度・低レイテンシーのビットパーフェクトオーディオを実現、XLR端子出力のマスターアウト、RCA端子出力ブースアウトを搭載する。

おもな特徴は以下のとおり。

・3バンドEQを各チャンネルに搭載したPHONO/LINE各2系統のオーディオミキサー内蔵
・VCI-400で定評のあるXMOS製オーディオチップを採用し、高解像度/ 低レイテンシーのビットパーフェクト・オーディオを実現
・パフォーマンスパッドによるエフェクトコントロール
・VCIシリーズ初のリボンコントローラーを搭載
・2 系統のマイク入力(ボリュームコントロール付き)
・バランスXLR 端子を搭載したMaster OUT とBOOTH OUT(RCA)
・スクラッチ向けデジタルクロスフェーダーVestax CF-X2へのアップグレードに対応(別売)


<おもな仕様>
電源:DC7.5V / 1000mA
消費電力:6W(AC100V~230V)
電源アダプター:SDC-7DM(同梱)
寸法:427(W)×304(D)×60(H)mm(突起物含む)
重量:3.5kg
付属品:電源アダプター、USBケーブル、CD-ROM、取扱説明書、アース線

<必要動作環境>
●Windows
OS:Windows 7(SP1 32bit/64bit)
CPU:Intel Core DUO 1.8GHz(SSE1)以上
RAM:2.0GB以上
※Intel社 Celeron、Atom。AMD社製CPUなどは非対応
●Macintosh
OS:10.6以上(10.7対応)
CPU:Intel Core DUO 1.66GHz(SSE1)以上
RAM:1.0GB以上
※PowerPC及びMac OS X 10.5は非対応
●両プラットフォーム共通
・CD-ROM(DVD-ROM)ドライブ
・空きUSB2.0ポート
・音楽データ用HDDスペース

◆VCI-380
価格:オープン(市場想定売価 69,800円前後)
発売日:2012年5月上旬予定

◆VCI-380 製品詳細ページ
◆ベスタクス
◆BARKS 楽器チャンネル
この記事をポスト

この記事の関連情報