2パック銃撃事件に関与、ジェームス・ロズモンドが認める

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1994年に2パックが銃撃された事件は、半年後に起きたノトーリアスB.I.G.殺害事件と相まって、ヒップホップ界を東海岸と西海岸に分断する抗争を激化させたが、麻薬密売組織を運営し数百万ドルのドラッグを密売したとして2011年11月、FBIに逮捕されていたジェームス・ロズモンド(別名ジミー・ヘンチマン)が関与を認め、襲撃の指令を出したことを明らかにした。

ロズモンドはブランディ、ザ・ゲーム、ショーン・キングストン、シャイン、エイコンらが所属するマネージメント会社を経営し、ヒップホップ界に君臨していた人物。一方、50セントらと共に犯罪組織を作っていたと言われる2パックは九死に一生をえたものの、96年にラスベガスで友人であるマイク・タイソンの試合後に銃殺されている。そして、その前には「アゲインスト・オール・オッズ」で、ロズモンドが関与していると訴えていた。

また、デクスター・アイザックという人物が2011年、ロズモンドが事件の主犯で「彼に雇われ俺がクワッド・スタジオにいた2パックを撃った」とするステイトメントを出している。事件はニューヨーク州法ではすでに時効が成立しているため、実際に罪に問われることはないが、ロズモンドは殺人を指示したとして先週22日に起訴された。なお、彼は前出のドラッグ違反で公判中で終身刑に直面している。一方、アイザックは違う殺人罪で終身刑を受け、服役中だ。

◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル
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