ジョン・ポール・ジョーンズ「ジミーと意見が合わなかった」

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2007年のレッド・ツェッペリン再結成公演後、さらに活動を続けたいと考えたジミー・ペイジとジョン・ポール・ジョーンズが、ロバート・プラントに代わるシンガーを探していたのは周知の通り。エアロスミスのスティーヴン・タイラーやアルター・ブリッジのマイルス・ケネディらとセッションを行なったことも知られている。なぜ実現しなかったのか、ジョン・ポール・ジョーンズが当時に状況について話した。

◆レッド・ツェッペリン画像

その時期、彼らはロバート・プラント抜きでレッド・ツェッペリンを続けるつもりだと報道されていたが、ジョン・ポール・ジョーンズは新しいシンガーを迎えるのだからそれはレッド・ツェッペリンではあり得なかったと『Classic Rock』誌に話している。「あれは、完全に誤解だった。もちろん、ツアーに出たらツェッペリンの曲をやらなきゃいけなかっただろうね。それは悪いことじゃない。実際、これまでライヴでプレイしたことがなかった「Carouselambra」をリハーサルしてたよ。それに新曲もできていた」

ツェッペリンであれ新バンドであれ、実現しなかった理由はこう説明する。「シンガーについて僕とジミーの意見が合わなかったんだ…。僕はマイルス・ケネディはかなりいいって思っていた。声域が広い。でも、ロバートのヴォーカルとは全く違うものだった。僕は、それでいいと思ったよ。だって、全く別のバンドなわけだからね。でも、うまくいかなかった」

ツェッペリンの再結成といえば、1990年代にペイジとプラントがペイジ・プラントを結成し2枚のアルバムを出しているが、ジョン・ポール・ジョーンズはこれには「ガッカリした」そうだ。「あれを知ったとき、ちょっとガッカリしたよ。いつも僕ら3人と仕事していた人に電話したら、“彼らから聞いてないの?”って言われたんだ。“なにを?”って訊いたら“彼ら、また一緒にやるんだよ”って。“ああ、そうなんだ。いいよ、どうでも”って感じだった」

この先、3人そろったツェッペリンが再結成する可能性は低いかもしれない。ニュー・シンガーを探し始める前にペイジとジョーンズ完成していたという新曲は、いつか日の目を見るときが来るのだろうか?

Ako Suzuki, London
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