ポール・マッカートニー、プッシー・ライオットを支援

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ポール・マッカートニーが、プーチン大統領を批判した曲を歌ったとして拘置されているロシアのパンク・バンド、プッシー・ライオットのメンバーに対する支援を表明した。

◆プッシー・ライオット画像

メンバーのひとり、マリア・アリョーヒナは水曜日(5月22日)、自身の仮釈放審理への出廷を却下されたことからハンガー・ストライキを開始。これを受け、マッカートニーはロシア当局に宛て以下のような手紙をしたためたという。

「個人的には、マリアをこれ以上監禁しておくのは彼女を傷つけるだけでなく、世界中の人々が見守っているこの状況全てを悪化させることになると思います。ロシアの人々(僕にはたくさんのロシア人の友人がいます)が公平という偉大な伝統を受け継いできたことはよく知られています。この求めに応じてくれるならば、この事件に注目している世界中の人々にとてもポジティヴなメッセージを送ることになるでしょう」

マッカートニーはまた、4月、仮釈放を却下されたメンバー、ナジャージダ・トロコンニコワに関しても「思いやりと優しさを持って接してくれるよう」要請している。

プッシー・ライオットは2012年2月、モスクワにあるロシア正教会の大聖堂でプーチン大統領を批判する曲を歌い、マリア・アリョーヒナ、ナジャージダ・トロコンニコワの2人が逮捕された。その後起訴された別のメンバー、エカチェリーナ・サムツェヴィッチは釈放されたが、マリアとナジャージダには2012年8月、2年の実刑判決が下された。

マッカートニーはこの判決前にも彼女たちを支援する手紙を送っている。

Ako Suzuki, London
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