【ライブレポート】PE'Z、4時間に及ぶ至福に満ちたステージ

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▲GILLE
8月25日、侍ジャズバンドPE'Zが初の真夏の単独公演<納涼大音頭2013>を東京日比谷野外大音楽堂で開催した。公演前より、長丁場のステージ、シネカメラの撮影で当日のライブ映像を作品化する企画、9/25(水)リリース『演歌のジャズ』の先行販売の発表などで期待が高まっていたところだが、当日はその期待を優に超える内容となっていた。

◆PE'Z画像

開場後、『PE'Z REALIVE TOUR 2013~Jump-UP!~at.2013.04.03赤坂ACTシアター』DVD(9月11日発売)や『演歌のジャズ』CD(9月25日発売)の先行販売で、物販販売所が長蛇の列をなしている中、オープニングアクトを務めるMONSTER大陸のステージが突如始まった。2013年の<FUJI ROCK FESTIVAL 2013>への出演も果たしている彼らの演奏は、新人とは思えない安定感と余韻があり、夏の夕暮れ時にはまっていてレーベルの先輩のオープニングアクトとは思えない余裕すら感じさせるステージであった。

最後に、先日リリースされた2ndアルバム『上陸』から「飛行船」で彼らのステージに幕を閉じるかと思いきや、千賀太郎(vo&harp)の先導の元、PE'Zの代表曲である「Akatsuki」の演奏が始まり、開場が歓声で沸いた。曲の中盤にPE'Zの航(Dr)とヒイズミマサユ機(key)が登場するサプライズで、客席は総立ちとなり、さらなる熱狂に包まれた。

ここからPE'Zのステージに代わり、各セッション~休憩を挟み、「Hale no sola sita~LA YELLOW SAMBA~」など、ライブ定番の楽曲をはじめ、会場で先行販売していた『演歌のジャズ』から「買い物ブギ」や、前作『故郷のジャズ』から「炭坑節」などを熱演。

ライブ中盤には女性シンガーGILLEが登場し、いきものがかり「じょいふる」とジャクソン5「I Want You Back」を披露。GILLEのパワフルな歌声とPE'Zの力強い演奏で会場を彩った。彼らの底力を垣間見るような止まらぬ勢いで、「SAMBA DE 恋して」「Loco-Moco」など真夏に外せない楽曲を披露して締めくくり、会場は至福な雰囲気に満ちた。

アンコールでは、最近では定番の「ROCKET XXX」~「THE LEGEND」~「JumpUP!」の演奏で最高潮の盛り上がりを見せ、PE'Zの約4時間にも及ぶステージに幕を閉じた。

侍ジャズバンドPE'Z初の真夏単独公演は、結成15年に向け突っ走る彼らにとって、助走に過ぎないと感じさせる公演となった。今後PE'Zは11月3日(日) SAPPORO CITY JAZZ in TOKYOへの出演が決まっている。

『演歌のジャズ』
9月25日(水)発売
APPR-2013 \2100(Tax in)
※ヴィレッジヴァンガード限定発売
1.買い物ブギ
2.人生いろいろ
3.リンゴ追分
4.別れても好きな人
5.津軽海峡・冬景色
6.伊勢佐木町ブルース
7.北酒場
8.酒と泪と男と女
9.与作
10.時の流れに身をまかせ

DVD『PE'Z REALIVE TOUR 2013~Jump-UP!~at.2013.04.03赤坂ACTシアター』
9月11日(水)発売
APDV-0012 \3800(Tax in)
※2013年4月赤坂ACT シアターにて行われた<PE'Z REALIVE TOUR 2013~JumpUP!~>ツアー初日のライブ映像を作品化。
※WA STORE/PE'Z ライブ会場限定販売

■8/31(土) SOUND MARINA 2013[広島]
会場:グリーンアリーナ
http://www.sunmari.jp/

■11/3(日) SAPPORO CITY JAZZ in TOKYO 2013[東京]
会場:会場:東京・明治神宮外苑特設テント
http://sapporocityjazz.jp/p_intokyo/
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