ミック・ジョーンズ「ザ・クラッシュの解散より友情が復活したことのほうが大事」

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ミック・ジョーンズが、ザ・クラッシュ解散時のバンドの状態について語った。ジョーンズは1983年にバンドを脱退、その後、ザ・クラッシュは3人体制で再出発を図ったもののうまく行かず、1986年に解散した。

◆ザ・クラッシュ画像

ミック・ジョーンズは、『Rolling Stone』誌のインタビューで「後から考えると、解散するのではなく数年休みを取るべきだったと思わないか?」との質問にこう答えた。「ああ、活動を休止するっていうのはいいアイディアだと思うよ。でも、それは結果論だ。役に立っただろうね。俺らみんな、お互いにウンザリしてたんだ。でかくなればなるほど、どんどん難しくなる。年中、問題が起きていた。四六時中一緒にいると、ウンザリしてくるもんだろう? とくに休みがないと。それに俺ら、それぞれが興味を持つことにのめり込むようになっていた。それも問題になった。音楽やステージに影響したとは思わない。全部、舞台裏の出来事だ。いまにしてみれば、俺ら、もっと上手く対処できたんじゃないかって思うよ」

しかし、バンドがなくなった代わりに大事なものを再び手にすることができたという。「俺らにとって1番大事なのは、バンドが解散した後に再び友人に戻れたってことだ。いまでもそれが続いている。俺たちにとってバンドよりそっちのほうが大事だ」

ザ・クラッシュは間もなく、自らが監修、リマスタリングしたデラックス・ボックス・セット『Sound System』をリリースする。オリジナル・アルバム5枚にレア音源、デモ音源、アルバム未収録シングル、B面音源、ジュリアン・テンプル監督による未発表音源、ドン・レッツ監督による初期のスーパー8mm映像、全PV、未発表ライヴなどを加えたこの究極のボックス・セットを、ジョーンズは「ザ・クラッシュのファイナル・ステイトメント」だと感じているそうだ。

Ako Suzuki, London

『サウンド・システム』
9月10日発売(輸入盤のみ)
(1)オリジナル・アルバム5枚[『白い暴動』、『動乱(獣を野に放て)』、『ロンドン・コーリング』(2枚組)、『サンディニスタ!』(3枚組)、『コンバット・ロック』]
(2)レア音源、デモ音源、アルバム未収録シングル、B面音源を収録したCD3枚
(3)ジュリアン・テンプル監督による未発表映像、ドン・レッツ監督による初期のスーパー8mm映像、バンドの全プロモ・ビデオ、未発表ライヴを収録したDVD1枚
(4)取扱説明書ブックレット
(5)『ザ・ハルマゲドン・タイムズ』1・2号の復刻版および、スペシャル・エディション(ポール・シムノンが編集・デザインを手がけ新たに発行するファン雑誌)が収められたフォルダ
(6)グッズ(ドッグ・タグ、バッジ、ステッカー、ハーランド・ミラーがデザインを手がけた”Future Is Unwritten”ノート)
(7)特別フォト・ポスター

(C) Adrian Boot

◆ザ・クラッシュ・オフィシャルサイト
◆ザ・クラッシュ・オフィシャルサイト(海外)
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