クラシック・ロック・アワード受賞のウィルコ・ジョンソン「今頃、死んでいるはずだった」

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ウィルコ・ジョンソンが木曜日(11月14日)、UKの音楽誌『Classic Rock』が主催するアワーズ<Classic Rock Roll Of Honour>でInnovator(改革者)アワードを受賞した。

◆ウィルコ・ジョンソン画像

ジミー・ペイジからアワードを受け取ったジョンソンはこう話した。「今夜、この場に立っていることを本当に嬉しく思うと言わなくてはならない。もう死んでいるはずだった。10ヵ月の命だって言われたんだ。その10ヵ月は過ぎたよ。これが最後になるんだろうって思いながらFuji Rockやって…、これはスゴイよ。あとどれくらい続くのか?わからない。でも、こうやって自分の努力が認められるのは特に喜ばしい」

2013年1月、末期のすい臓癌を患っていることを公表したジョンソンは、先日、BBCラジオ5のインタビューで化学療法を拒んだ理由をこう説明している。「決断するのは簡単だった。化学療法を受けても、ほんの少し寿命が延びるに過ぎない。だったら、自分に残された人生を楽しもうって思ったんだ。この先何が起きるのか、受けて入れている。残された最後の数か月がとても有意義だ。死を間近に感じることで、生きていることを実感している。生きているってどれだけ素晴らしいかってことをね」

一度はお別れツアーを行ったもの、「ギグをやっていないと調子が狂う」とこの夏ステージに復帰した彼は、先週までNorman Watt-Roy & Friendsのツアーにスペシャル・ゲストとして参加。今週木曜日(11月21日)にはロンドン(Queen Elizabeth Hall)で開かれるジャズ・サックス奏者Gilad Atzmonのショウにゲスト出演する。

Ako Suzuki, London
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