ブルース・スプリングスティーン、新作初回版は『ボーン・イン・ザU.S.A.』全曲再現ライヴDVD付き

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ブルース・スプリングスティーンの通算18作目となる新作『ハイ・ホープス』の日本盤の初回版に、2013年6月30日にロンドンのQueen Elizabeth Olympic Parkでのフェス<Hard Rock Calling>で急遽行なわれた『ボーン・イン・ザU.S.A.』の全曲再現ライヴ映像がボーナスDVDとして収録されることが決定した。

◆ブルース・スプリングスティーン 画像、PV映像

『ボーン・イン・ザU.S.A.』は1984年に発売された名盤であり、2014年でちょうど発売から30周年となる。そして、日本で45万枚、USで1,500万枚、全世界で3,000万枚という記録的な売上を誇る名盤でありながらも、ブルース本人にとっては世間に誤解された苦々しい作品でもあり、タイトル曲はベトナム帰還兵の悲哀を歌った内容であるにもかかわらず、そのタイトルと力強いサビのフレーズの印象によって一辺倒な「アメリカ万歳的な『愛国主義』の歌」であると多くの人に誤解された。

そのような誤解は、日本でも未だに少なくない。そういった意味でも、今回の日本盤のボーナスDVDに収録される『ボーン・イン・ザU.S.A.』の全曲再現ライヴ映像には歌詞の日本語字幕が入れられており、この作品が持つ「意味合い」を再検証できるようになっている。

また、新作『ハイ・ホープス』の方にも、1999年2月4日にニューヨーク市でギニア人移民の男性が4人の警官によって41発もの弾丸を浴びて射殺された事件を題材とした「アメリカン・スキン(41ショッツ)」という、アメリカについて歌った社会性の高い楽曲が収録される。この楽曲について、ブルース自身は「キャリア史上最高の楽曲の一つ」と語るほどの思い入れを見せている。

つまり、今回の『ハイ・ホープス』日本盤の初回版では、「アメリカン・スキン(41ショッツ)」と「ボーン・イン・ザU.S.A.」というブルースが歌う新旧の「アメリカ像」を感じとれる内容となっている。『ボーン・イン・ザU.S.A.』発売から30年でアメリカは、ブルースは、変わったのか…。『ハイ・ホープス』日本盤は、2014年1月29日発売予定だ。



『ハイ・ホープス』
2014年1月29日発売予定(US:1月14日予定)
※初回プレスのみ超強力ボーナスDVD付
1984年の名盤『ボーン・イン・ザU.S.A.』全曲再現ライヴ完全収録(日本語歌詞字幕付)
初回限定ボーナスDVD付: SICP4080-1 \3200+税
通常盤: SICP4070 \2400+税
※アルバムを紐解く日本盤ブックレット付
・解説:湯川れい子、天辰保文、五十嵐正
・歌詞の世界から見た『HIGH HOPES』三浦久
・対訳:三浦久

iTunes Storeにて「High Hopes」「Dream Baby Dream」先行配信中、アルバムの予約注文受付中
https://itunes.apple.com/jp/album/high-hopes/id741055385

◆ブルース・スプリングスティーン オフィシャルサイト(海外)
◆ブルース・スプリングスティーン 日本オフィシャルサイト
◆ブルース・スプリングスティーン 日本オフィシャルTwitter
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