藤圭子、宇多田ヒカルも敵わない驚異の記録

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藤圭子のオリジナル・アルバム復刻シリーズ第3弾として、新たに2タイトルが高品質盤として初CD化されることになった。

◆藤圭子画像

▲『別れの旅』
▲『面影平野』
1969年「新宿の女」でデビューするや、またたく間に若者から大人まで圧倒的な支持を受け、藤圭子は1970年代の音楽シーンを駆け抜けた。オリコン・アルバムチャート42週連続1位を獲得する驚異的な記録は、いまだに破られてない。日本のCDアルバムセールス歴代1位を誇る宇多田ヒカル『First Love』でもこの記録を破ることはできていない。親子して不動の記録を打ち立てているのだ。

当時社会現象にまでなった存在感と歌唱力が改めて再評価される中、「名盤復刻シリーズ」藤圭子作品の第3弾として『別れの旅』『面影平野』の2タイトルが2月26日(水)にリリースとなった。これは第1弾『新宿の女』『女のブルース』、第2弾『さいはての女』『知らない町で』に続き、次世代高品質ブルースペックCD2での初CD化となるもの。

『別れの旅』は5作目のオリジナル・アルバム(1972年発売)で、代表曲のひとつ「京都から博多まで」、1979年<さよなら藤圭子>公演で涙ながらに歌った名曲「別れの旅」を含む全12曲を収録、当時LPに封入されたポスターがCD収納サイズで付属される。

一方の『面影平野』は14作目のオリジナル・アルバム(1977年発売)で、阿木燿子・宇崎竜童のゴールデン・コンビによるヒット・シングル「面影平野」をはじめ、多彩な作家陣によるバラエティーに富んだ全10曲が収録されている作品となる。

彼女が刻んだ大きな功績の跡をたどることは、昭和歌謡史を知る上で大きな意味を持つ。名盤と呼ぶにふさわしい作品群が高音質仕様でよみがえるとあって、往年のファンはもとより当時を知らない若い世代にこそ耳にしてみて欲しい。これまで聞いたこともなかったような新鮮さと名盤ならではの普遍の輝きが、希代の名歌手の歌声とともに味わえることだろう。

『別れの旅』
2014年2月26日発売(オリジナル発売日:1972年6月25日)
MHCL-30216 1,800円(税抜)
1.別れの旅
2.さいはての町
3.恋無情
4.こわれ人形の詩
5.面影
6.京都から博多まで
7.花のブルース
8.ネオン花哀歌
9.東京の片隅で
10.哀別
11.命
12.良太の子守唄

『面影平野』
2014年2月26日発売(オリジナル発売日:1977年12月5日)
MHCL-30217 1,800円(税抜)
1.面影平野
2.圭子のドンデン節
3.サヨナラ東京
4.北の置き手紙
5.こがれ死
6.愛の終着駅
7.星を背負って
8.あなたはあなたで
9.雨の札幌
10.みれん

◆藤圭子スペシャルサイト
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