【インタビュー】新山詩織、1stアルバム『しおり』を高校卒業前にリリース「この先どんなことを思っていくのか。本当にわからないのも楽しみ」

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■だんだん書きたいと思うことも広がってきているし
■そういう自分の中の変化をとても感じています

──やはり、いままでのイメージでいくと、新山詩織は「午後3時」とかのイメージの方が強かったりするんだけど、新山さん的には自分としてはどう感じているのかな?

新山:やっぱり「午後3時」や「たんぽぽ」とかっていう雰囲気の曲は、純粋に自分だと感じています。自分の本心そのものだし、楽曲も無理をせず自然と生み出せる雰囲気のものなんです。でも、「Everybody say yeah」を歌ってみて、こういう曲でも新山詩織を表現出来るんだなって思ったので、これからは、「Everybody say yeah」みたい雰囲気の曲調も増えていくんじゃないかなって感じてます。

──少しずつ自分が広がっていく感覚があるのかな?

新山:それはありますね。だんだん書きたいと思うことも広がってきているし、気持ちもだんだん外に向いていけてる気がするし、いろんな曲を歌ってみたいっていう気持ちになってきているというか。そういう自分の中の変化をとても感じています。

──順番的には、4番目に作られたということで、時期的には結構早い時期に作られた楽曲だったみたいだけど、「17歳の夏」にもすごく軽やかな気持ちが描かれていたり、「午後3時」とか「たんぽぽ」や、歴代のシングルとはまた違う感覚が宿っている気がするから、まだまだ表に出て来ていない新山詩織も存在するってことでもあるよね。

新山:そうですね。「17歳の夏」の歌詞は、16歳の冬に書いたモノなんです。夏はあんまり好きじゃないというか、正直苦手な季節だったから、17歳になったら、そんな嫌いな夏も楽しく過ごせるかな? 過ごせたらいいな、っていう想いを書いたんです。今思うと、まだ、いろんなことと葛藤する前の初々しさのある歌詞に思えるんです。まだ、そんなにこの歌詞を書いた頃から年月は経っていないけど、そこからの1年とかで、いろんなことを考えるようになったし、いろんな気持ちと葛藤するようになったんだなって、自分でも自分の成長を感じます。それに、「17歳の夏」は、自分の中で物語を作って、そこに沿って歌詞を書いていったものでもあったんです。主人公の女の子が感じていることという設定で歌詞にしていったというか。主人公の女の子は一匹狼的な性格で、あまり周りに馴染めない子なんです。その子が、やっと自分が素直になれる場所を見つけるんです。それは、誰も居ない、だだっ広い海だったっていう設定だったんです。

──そうだったんだね。新山さんの歌詞は、自分のリアルな想いを言葉にしたものが多かったりするけど、そうやって物語を考えてそこから歌詞にしていくっていうのは、他にもあるの?

新山:物語から歌詞を書いたのは「17歳の夏」が初めてだったんですけど、「「大丈夫」だって」も物語から出来た歌詞でした。

──そこは、同じ時期に書いた2曲だね。「「大丈夫」だって」は、音の使い方がとても歌詞と合っていて、その空気にとても深く入り込めた感じがしたよ。ピアノが少し遠くに居る感じがして。

新山:ありがとうございます。私もこの曲は大好きで、よくライヴでもやっているんですが、アコギ1本で歌ってみたり、バンドで歌ってみたりして、いろんな景色の中で届けたりするのを楽しんでいる1曲でもあるんです。歌詞の中の物語は、自分と同じ歳くらいのカップルのお話なんです。女の子の方が、男の子に対してどうしても素直に自分の気持ちを伝えられないということを歌詞にしていたりするんです。

──自分ではなく、主人公を置いて歌詞を書くときは、何かそこに意味があるの?

新山:曲の雰囲気を聴いた瞬間に決まるんです。「「大丈夫」だって」は、最初に強がりな女の子が浮かんだこともあって、そこをテーマに歌詞を書こうと決めたんです。でも、やっぱり物語を作って書いていっても、どこか自分と重なる部分が出て来ちゃうんです。だから、結局は自分自身で歌詞を書くときと同じだなって思いますね。でも、物語を置いて書くと、自分が男の子目線になって、強がりな女の子に対して“こんな強がりな女の子も可愛いな”って思いながら書けるというか。そんな距離感も楽しいなって思ってます。

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