ハロー!プロジェクト恒例の新春公演が、1月2日、中野サンプラザよりスタート。初日公演では、里田まいからカントリー・ガールズへの手紙が届けられたほか、浜浦彩乃をはじめとしたハロプロ研修生8人からなる新グループの結成、そしてBerryz工房とアンジュルム(元スマイレージ)がそれぞれ新曲をライブ初披露し(加えてモーニング娘。'15もライブ初パフォーマンス)、2200人満員の中野を沸かせた。

◆<Hello! Project 2015 WINTER ~DANCE MODE!~>画像

全国7会場22公演、約4万5000人を動員する同公演には、3月3日の日本武道館公演をもって無期限の活動休止を発表しているBerryz工房や、2014年11月26日に卒業した道重さゆみに代わって、新しくハロー!プロジェクトのリーダーに就任した矢島舞美率いる℃-ute、そしてモーニング娘。'15、スマイレージから改名したアンジュルムに、Juice=Juice、そして新生カントリー娘。ことカントリー・ガールズの、総勢44人および、ハロプロ研修生19人が出演する。

怪我のためにモーニング娘。'15の鈴木香音が欠席となった初日は、生田衣梨奈のバク転や、石田亜佑美と矢島舞美のハンドスプリング、野中美希の側宙など、これまでのハロー!プロジェクトにはなかったアクロバティックなパフォーマンスも飛び出した<DANCE MODE!>公演で、冒頭からオーディエンスを驚かせる。

そして、これまで発表された楽曲の特徴的な振りを盛り込んだBerryz工房のラスト楽曲「Love together!」(1月21日リリースのベストアルバム『完熟Berryz工房 The Final Completion Box』収録)、中島卓偉が手がけたアンジュルムの新曲「大器晩成」の初披露を含む、各グループの新曲パフォーマンスが行なわれる。

なお、ハロー!プロジェクト合同公演でのいささかマニアックな楽しみ方といえば、各グループがそれぞれのオリジナル曲を披露している最中のひな壇。今回も、モーニング娘。'15石田亜佑美がやたらキレのある振りコピをしていたり、雅ちゃんはじめBerryz工房のメンバーがハロプロ研修生を含めたどの後輩たちよりもはっちゃけて存分に楽しんでいる姿を目にすることができた。

そんな新曲披露の最後に登場したのは、2014年11月に誕生し、この日、「愛おしくってごめんね」を披露するカントリー・ガールズだった。

プレイングマネージャーのももちこと嗣永桃子に促されて、そのフレッシュな面々は「好きな先輩」を添えて、ひとりずつ自己紹介を行なう。稲場愛香は「好きな先輩は、モーニング娘。'15の工藤遥さん」と、モーニング娘。'15随一のハンサム・工藤の名前を上げる。トップバッターということもあり、ももちも余裕の笑顔だ。

続いて「モーニング娘。'15の鞘師里保さんです。」と、森戸知沙希。「まぁね、モーニング娘。のエースですからね! まぁ、仕方ない。」と、自分自身を納得させるかのように頷くももち。そして「舞ちゃん、頼んだよ。」と、小関舞に軽くプレッシャーをかけていく。ところが小関、「憧れの先輩は、℃-uteの矢島舞美さんです。」と、発言。どっと沸く会場に「ハロプロのリーダーですからね、そこは一応、立てなきゃ。私も。」と、ももち。そして「嬉唄ちゃん……?」と、静かな口調で島村嬉唄へと圧力をかけていく。島村が「好きな先輩は、Berryz工房さんの……」と口にしたところで、観客とももち(というか、特にももち)の期待感がグッと高まる。ところが次の瞬間、「……夏焼雅さんです!」と、島村は満面の笑み。何かに勝利したかのような、雅ちゃんなら当然だと言わんばかりの大きな雄叫び、雄叫びボーイWAO!で包まれていく会場。ももちは思わず「裏切り者ー!!」と、発したものの、「まぁ、なんだろ。そこは敵に回しちゃいけないところだから。そうだね。」と、さも雅ちゃんを敵に回すと怖いかのような印象操作を企てようとする。雅ちゃんのやさしさに溢れた言動がファンの間でしばしば話題になっているにも関わらずに、だ。

最後は、山木梨沙。「好きな先輩は、道重さ……」まで口にしたところで、ももちは山木の肩を掴んで、強引に山木の体を自分のほうに向かせる。数10cmの距離から放たれる、アイドル10年以上やってきた大先輩からの無言の圧力。山木は思わず、出かかった言葉を飲み込み、「ももち先輩です!」と発言。そんな一部始終を目の当たりにした2200人からは、一斉に不満そうな「えー!」の声。これにももち、「えー! じゃない。好きな先輩は、もちろん?」と、再度山木に発言を促す。山木は恐縮した声で「ももち先輩です……。」と言うしかないのであった。

そんな(きっとももちプロデュースの)面白コントもありつつ、カントリー・ガールズにはスーパーバイザーの里田まいからの手紙が届けられる。代読したももちからは、新曲「愛おしくってごめんね」「恋泥棒」の2曲をインディーズシングルとして、1月末に新メンバー5人でリリースすることが明らかにされる(嗣永桃子はBerryz工房活動停止後からグループに合流するため)。

「なんか巷では、(この5人の)評判がいいのか。「あれ?ももちいらないんじゃね?」みたいな、そんな空気が流れてるんですよ!」と、ももち。「そんなことないよね?」と、5人に話を振るも、返ってきたのは微妙な反応。「(……大きな声で「そうです!」って。)そんなことないよね?」と、再度、聞き返すと、「そうです!」と声を揃えた新メンバー。「棒読みにもほどがあるな。ちょっとこれ、里田さんに報告ですね。里田さんを味方に付けなきゃ、やってられないな。」と、嗣永桃子プレイングマネージャー。なかなか大変そうである(笑)。

また、別記事(http://www.barks.jp/news/?id=1000111341)で先に紹介したように、この日、ハロプロ研修生・藤井梨央、広瀬彩海、野村みな美、小川麗奈、浜浦彩乃、田口夏実、和田桜子、井上玲音の8人からなる新ユニットが結成されたことも明らかに。1月中にグループ名が発表され、当面は“ハロプロ研修生内ユニット”として活動するというこのユニット。3月末にはインディーズでのシングルリリースも予定されている。

そしてもうひとつ大きな発表として、アンジュルムから、5月26日に日本武道館公演開催決定がアナウンスされる。新メンバーの室田瑞希は、「日本武道館やるんだ! って泣いちゃって。」と、開催決定を聞かされた時のことを話し、佐々木莉佳子は5月28日が自身14歳の誕生日であることを伝えながら「いい誕生日プレゼントになればいいかな。」と、笑顔。相川茉穂も「もっともっと大きいステージだし、たくさんお客さんも入るからもっと頑張る。」と意気込みを語った。

また、リーダーの和田彩花は、2015年のアンジュルムの活動について「2015年は、どんどん逆襲していければいいな。」と、2月4日リリースのニューシングル「大器晩成/乙女の逆襲」にかけた決意を語り、会場から喝采を浴びていた。

なお初日公演には、アップアップガールズ(仮)もゲストコーナーに出演。新春の中野サンプラザを熱く激しく盛り上げた。

text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)