ポール・マッカートニー「音楽を作るのは昔のほうが簡単だった」

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ポール・マッカートニーは、テクノロジーは発展したが、音楽の制作過程は今より昔のほうが簡単で生産的だったと思うそうだ。

◆ポール・マッカートニー画像

ポールはBBCのインタビューでこう話した。「音楽の制作過程に関しては、若手のバンド、若い人たちと仕事をするとき、僕は“前のほうが簡単だった”って口にするんだ。(昔は)みんな、レコード作るときはこんなルーティーンでやっていた。10時半準備完了、1時半までに2曲演奏、ミックス、テープ録音、完成ってね。そうすることが求められていた。その日の終わりには家に戻る。そのときには4曲できている」

「若い子には、“(スタジオへ)入る前に曲を作っておく必要がある”ってアドバイスしているんだ。当然のことのようだが、最近はそうしてない人が多い。スタジオに入ってプレイし始め、“この部分、いいね。ProToolsに入れておこう”なんてやっている。新しいやり方で、以前より贅沢だ。でも、僕は生産的だとは思わない」

ポールはまた、音楽の聴き方が昔と大きく変わったことについては気にならないそうだが、ストリーミングのあり方には難色を示している。「テクノロジーによって音楽の聴き方が変わることについては、僕は気にならない。これまでヴィニール盤、テープ、カセット、CD、ダウンロード、ストリーミングって移り変わってきたわけだから」

しかし、Spotifyから自身のバックカタログを削除した理由について、「若いソングライターを気の毒に思う。彼が作ったのは、もしかしたら1曲限りのヒットかもしれない。ビッグなことだ。それなのに、お金が入らない。僕はそれが正しいこととは思えない」と説明した。

ポール・マッカートニーは週末(2月14日)、NYでバレンタインデー・スペシャル・サプライズ・コンサートを開催。2015年のツアーは4月、日本からスタートする。

Ako Suzuki
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