ロニー・ウッド「母はキース・ムーンを紳士だと思っていた」
「彼らは「I Can’t Explain」をやるまで毎回落ちていた。ヒット・レコードがあると、ラジオに出させてもらえるんだ。俺らはヒットがなかった。だから、落ちた。あの時代は、白い上着を着たお粗末で了見の狭い審査会みたいなのがあって、アンプをプラグインするかドラムを叩くとすぐに落とされるようなもんだった。放送するにはうるさ過ぎるからってさ。だから、俺らはBBCのオーディションには落ちまくっていた」
ザ・フーのメンバーと親しくなったロニーは、キース・ムーンを家に招いたことがあるという。大変なことになるかと思いきや、ロニーの母親はキースを気に入ったそうだ。「うちの母は、(キースを)最高のジェントルマンだと思ってたよ。彼女にお茶を入れたりするんだから。“ミセス・ウッド、紅茶と一緒にブランディーもお持ちしましょうか?”なんてね。一方で、彼はすぐ近くのホテルを破壊してた。でも、母には正真正銘の紳士だった」
『How Can It Be? A Rock & Roll Diary』は今回、1965冊限定のデラックス・ヴァージョンのみ発売されたため、すでに売り切れてしまったが、秋に通常ヴァージョンを出版する予定もあるという。また、日記は3冊あり、あとの2冊(1964年、1966年)も発表したいと考えているそうだ。
Ako Suzuki
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