【rankingbox】高梨臨の2016年に読むべきオススメマンガBEST3
ドラマ『ヒガンバナ~警視庁捜査七課~』(日本テレビ系)で、女子力の高さを誇りつつ、仕事では“リケジョ”ぶりを発揮する伊東凜を演じる高梨臨。幅広い役をこなし、“オタク女子”も演じたことのある彼女だが、プライベートでも常にマンガは手放せないとか。そこで“2016年に読むべきだと思う”現在連載中のオススメマンガBEST3を教えてもらった。
【1位】『東京タラレバ娘』(講談社)東村アキコ
“たら”“れば”に縛られているうち、気づけば売れ残りになっていた33歳の女子3人組のお話。私もいつかは結婚したいけれど、“したいと思えば、できるんじゃないか”“まだ27歳だから”と思うところもあって。なんだか、自分の未来を見ている気分でした(笑)。ただ、3人はホッピー飲んで白子ポン酢を食べて、女子でワイワイやっている生活を楽しんでいるんですよね。結局、何が幸せかはわからない…。東村先生の作品はエッセイ的な要素もあるので、アラサー女子にはグサッとくる痛さとおもしろさがあると思います。
【2位】『恋は雨上がりのように』(小学館)眉月じゅん
黒髪のロングで、前髪がさっと下りている主人公の女の子が、何となく自分と似ている気がして手に取った作品。元陸上部の女子高生が、バイト先のファミレスで出会った冴えないおじさん店長に恋をする。ただそれだけのお話なのですが、静かな映画を観ているような、さっと風が流れるような…独特な空気がとても素敵なマンガなんです。青年コミック誌で連載されているんですけど、青年マンガという感じではなく、かといって少女マンガっぽくもない不思議な作品。ぜひ、女性にも読んでもらいたいですね。
【3位】『コタローは1人暮らし』(小学館)津村マミ
この作品は、私的には大穴としての紹介です(笑)。訳あって1人暮らしをすることになった4歳の男の子・コタローと、同じアパートの住人たちや支えてくれる人たちとの触れ合いを描いたマンガ。そのコタローが「~でござる」みたいに、武士言葉を使うのが何ともかわいいんですよ。全体はコメディ調ですごくおもしろいんですけど、1人暮らしをしている“訳”や背景がちょっと切なくもあり…。すごく絶妙なバランスで描かれた作品で、グッとくるんですよね。
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