パリ同時多発テロ事件で会場が標的となったイーグルス・オブ・デス・メタルが、火曜日(2月16日)、事件以来初となるパリ公演を行なった。

◆イーグルス・オブ・デス・メタル画像

11月13日、バタクラン劇場でパフォーマンス中にテロリストが押し入った際、犯人の1人に遭遇するという恐ろしい体験をしたジェス・ヒューズだが、「俺らのもとには支援や愛が山のように寄せられた。圧倒された。俺は誰も失望させたくない」と、フランスのTV局iTELEのインタビューで語った。

今回の公演について、「俺らみんな、一緒に楽しまなきゃいけないって思っている。そうすれば…、あの事件を過去のものにすることができる。俺らのこれからの人生につきまとうことがないはずだ」

火曜日、バタクラン劇場近くのオリンピア・シアターで開かれた公演には、銃撃事件で被害にあった人々も訪れた。ある男性は『Daily Mirror』紙のインタビューで、「事件のことについては話したくない。最悪な出来事だった。でも、僕は今日ここにいなくてはならない」と、別の女性は「友達とここに来ることが、心の傷を癒す助けになる」と、その友人は「この場にいるのはとても変な気がする。自分がハッピーなのか悲しいのかわからない。でも、来てよかった。これで終わりにすることができるだろう」と語った。

バンドはパフォーマンス中、黙祷を捧げ、会場にはフラッシュバックを起こす被害者が現れる可能性を考慮し、心理学者も立ち会ったという。

イーグルス・オブ・デス・メタルは事件のひと月後、パリへ戻り、バタクラン劇場に花を捧げていた。バタクラン劇場は、今年終わりに再開する予定だという。

Ako Suzuki