爆音アワー
いい音爆音アワー vol.64 「B面どんでん返し特集」
2016年3月16日(水)@風知空知
「B面」という言葉自体使われなくなって久しいですが、アナログ・レコード時代は表と裏があり、A面B面と呼んでおりました。特にシングルでは、A面はその時のアーティストのいちばん押しモノの曲、対してB面はぶっちゃけまあ何でもいい、今で言うボーナストラックみたいなもんですかね、扱いに大きな差があったのですが、ごくタマに、A面よりB面曲のほうが評判になるということが起こりました。さらにはAB面をひっくり返して再発売するというケースもありました。レコード会社やプロダクションが懸命にプッシュするA面曲を差し置いてヒットしたのですから、そのB面曲はよほどパワーがある、つまり名曲だったに違いありません。
今回はそんな、「どんでん返し」なB面曲を集めてみました。
福岡智彦 (いい音研究所)

セットリスト

  • GARO「学生街の喫茶店」
    グループが短命に終わったのは、この曲がヒットしすぎたからかもしれない。
  • ダウン・タウン・ブギウギ・バンド
    「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」
    今聴いてもドラムやギターがいい音してます。ナイスなグルーヴです。
  • ヒデとロザンナ
    「愛の奇跡(L'AMORE E UN MIRACOLO)」
    ほどよいイタリアン・テイストが新鮮でした。
  • ズー・ニー・ヴー「白いサンゴ礁」
    声のよさとチャラチャラしてない感じが他のGSとは一線を画していました。それにしても「ズー・ニー・ヴー」ってどういう意味なんだろ?
  • ザ・ピーナッツ「悲しき16才」
    アメリカでは見向きもされなかったB面曲が日本では大ヒットというパターン。
  • 弘田三枝子「砂に消えた涙」
    唄の上手い人だけど、この歌唱はちょっとがんばりすぎでしょ。
  • Michel Polnareff
    「Tout, Tout Pour Ma Cherie(シェリーに口づけ)」
    ナイスな邦題で、B面からの鮮やかなどんでん返し!
  • REO Speedwagon「In Your Letter(涙のレター)」
    苦節十年でやっとつかんだ全米1位のシングル曲を、日本ではB面にして…!
  • 【追悼①】George Martin ---
    The Beatles「Day Tripper」
    この人がビートルズと契約していなかったら、音楽の歴史はいったいどうなったでしょうね。ありがとうございました。安らかにお眠りください。
  • 【追悼②】Keith Emerson ---
    Emerson, Lake & Palmer「Eruption~Stones Of Years」
    指の神経症を憂いて自殺?!鍵盤を弾けないくらいなら死んだほうがマシということだったのでしょうか?凄まじい鍵盤人生に合掌です。
  • ビリー・バンバン「白いブランコ」
    発表直前にB面からA面にされたデビュー曲だが、元のA面候補、どのベストアルバムにも入っていない。なんでそれをA面にしようとしたのか?
  • キャンディーズ「年下の男の子」
    このポップさで、50万枚売れて、オリコン9位どまり!この頃の音楽市場の活況を物語ってますね。
  • ハナ肇とクレージーキャッツ( 植木等)「スーダラ節」
    クレージーキャッツを大ブレークさせた傑作コミックソングは、間に合わせに20分で作られたB面曲だった。
  • Underworld「Born Slippy .NUXX」
    テクノなのに熱いパッションを感じる。
  • ちあきなおみ「黄昏のビギン」
    1959年のB面曲が、半世紀を経てスタンダード曲へとどんでん返し!
  • ちあきなおみ「矢切の渡し」
    演歌らしくないサッパリとした歌唱が逆によいです。
  • 山下達郎「Bomber」
    B面だったのに、山下達郎の運命を変えた曲。
  • Elton John「Your Song(僕の歌は君の歌)」
    “How wonderful life is while you're in the world”。いいフレーズだなぁ。
  • Otis Redding「I Can't Turn You Loose」
    何度聴いてもこのとき24歳とは信じられません。
  • The Spinners「I'll Be Around」
    B面にしたことが信じられない、フィラデルフィア・ソウルの超名曲です。
  • XTC「Dear God」
    アメリカで売るためにアメリカ人プロデューサー、トッド・ラングレンに依頼したが、アルバムからはずしてB面に追いやった曲がアメリカのDJに受けたという皮肉。
  • 加山雄三「旅人よ」
    絵画、料理も一流の腕前という超多才な人だけど、若い頃の作曲の才能はどこへいったの?
  • 松田聖子「Sweet Memories」
    35以上ものカヴァー作品が存在する、堂々たるスタンダード・ナンバーもB面から生まれた。
  • Rod Stewart「Maggy May」
    B面のまま1位に上りつめたロッド・ステュアートの出世作。