ポール・マッカートニー、『スタートレック』クリエイターとウイングスのSF映画を計画

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『スタートレック』の大ファンだったポール・マッカートニーは1970年代、同シリーズの製作者ジーン・ロッテンベリーを雇い、ウイングスを主人公にしたSF映画を作ろうとしていたという。

◆ポール・マッカートニー画像

今月出版された『スタートレック』本『The Fifty-Year Mission: The Complete, Uncensored, Unauthorized Oral History of Star Trek: Volume One: The First 25 Years』の中で、ロッテンベリーのアシスタントだったスーザン・サケットはこんな逸話を披露しているそうだ。

「ポールはスタートレックのファンで、ジーンに連絡を取ってきたの。私たちをコンサートに招待してくれた。それって素敵だったわ。そして、バックステージで会ったの。ポールはバンドの物語を書くためにジーンを雇ったのよ。クレイジーな話だった。ポールが大まかな内容をくれた。ジーンはそれをどうにかするはずだったの。宇宙から来たバンドがコンテストを開くって話だった」

ロッテンベリーは当時、『スタートレック』TVシリーズの続編がキャンセルされたところで、ポールの依頼に乗り気だったそうだが、タイミングが悪かった。「ジーンは取り掛かり始めたんだけど、そうしたら、トレックを復活させようって話が持ち上がって、結局、ポールからの依頼を完成させることはできなかった」

サケットは、その台本の行方を問われると、「どうなったか、全くわからない。多分、ファイルの中にまぎれ込んでいるんじゃないかしら。『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』のラストみたいにね」と答えたそうだ。

『スタートレック』は、来月アメリカで最新映画『スター・トレック Beyond』が公開される(日本10月予定)。



Ako Suzuki
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