ポール・マッカートニー、リンダ撮影のレコーディング風景写真を発掘公開

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ポール・マッカートニーの1989年作『フラワーズ・イン・ザ・ダート』のレコーディング風景を収めた写真が公開されている。

◆ポール・マッカートニー 画像、映像

今回公開された写真はリンダ・マッカートニーとハーマン・レオナードの撮影によるもの。ポールが同アルバムで「マイ・ブレイヴ・フェイス」など4曲を共作したエルヴィス・コステロや、ストリングスのアレンジを手がけたジョージ・マーティンとの写真も含まれている。

『フラワーズ・イン・ザ・ダート』のレコーディングのほとんどは英イースト・サセックス州にあるポールのホッグ・ヒル・ミル・スタジオで行なわれており、コステロが収録曲のうち何曲かを書いたのも同スタジオでのことだったという。



エルヴィス・コステロとの作業についてポールは、当時を振り返って次のように語っている。

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「何か想像力に富んだことを求めていて、誰かと一緒にやりたいと思っていたら、ある日、うちのマネージャーが、“エルヴィス・コステロと一緒にやるのはどうだい?”と言ってきた。それはいいと思って、“うん”と答えたら、彼(エルヴィス)がスタジオにやってきたんだ。そして2人でギターを手にして向かい合うように座った。最初に僕が彼に“ジョンとこうやって曲を書いていた。僕が右利きで、彼が左利きで、鏡を見ているようだった”と言ったからね。本当にジョンと一緒に曲を書いていた頃と同じようにやって、1日に1曲ずつ曲が出来た」

「曲作りの作業は、スタジオの上の階でやっていたから、曲が出来上がったら、下に降りてレコーディングした。2人で、直前に曲を作った時と同じように歌いながらね。だから、未発表のままだったレコーディングもいくつかある。僕たちは、鍋から盛り付けたばかりの出来立てホヤホヤのところがいいね、と互いに言っていたんだ」──ポール・マッカートニー

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なお、『フラワーズ・イン・ザ・ダート』は<アーカイヴ・コレクション>の第10弾作品として3月24日(金)に再発される。リリースに先立ち、制作当時の映像を使用した「マイ・ブレイヴ・フェイス(オリジナル・デモ)」のミュージックビデオも公開となった。

また、ポール・マッカートニーは4月に東京で<ワン・オン・ワン ジャパン・ツアー2017>を開催することも決定している。




Photos by Linda McCartney

◆ポール・マッカートニー・オフィシャルサイト
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