マイルス・デイヴィス、『ビッチェズ・ブリュー』4chミックスがSA-CDで初復活

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Photo by Don Hunstein

マイルス・デイヴィスが1970年に発表した2枚組アルバム『ビッチェズ・ブリュー』のクアドラフォニック(4chミックス)作品が、世界初のSA-CDマルチ(4ch)・ハイブリッド盤として8月8日に発売される。

◆マイルス・デイヴィス画像

マイルス・デイヴィスにとって初のゴールド・ディスク獲得アルバムとなった『ビッチェズ・ブリュー』は、ロックやファンクの要素を取り入れたサウンドで多くのリスナーに愛され、エレクトリック・マイルスの金字塔とも称される記念碑的作品だ。マイルスとウェイン・ショーター、チック・コリア、デイヴ・ホランド、ジャック・ディジョネットのクインテットを中心に、ジョー・ザヴィヌル、ベニー・モウピン、ジョン・マクラフリンら精鋭たちが作り上げる唯一無二の音世界は、発表から半世紀近くを経た現在も聴く者を魅了し続けている。

今回発売される「SA-CDマルチ・ハイブリッド・エディション」では、1971年に4chミックス盤として世に出たクアドラフォニック盤アナログ・マスターから47年ぶりに初のSA-CD化が実現。SA-CDステレオ層/CD層についても1970年発売のアナログ・マスターから最新マスタリングが施され、『ビッチェズ・ブリュー』の新たな魅力が1枚に凝縮されたハイブリッド・ディスクならではの充実の内容となっている。


▲『ビッチェズ・ブリュー』SA-CDマルチ・ハイブリッド・エディション

日本独自企画のパッケージは7インチ紙ジャケット仕様で、日本盤クアドラフォニックLPのアートワークと帯が初復刻。当時のオリジナル解説とともにクアドラフォニック・ミックスについての新規解説が収録されるほか、特典としてアートワークの両面をあしらったデザインのステッカーが封入される。

■『ビッチェズ・ブリュー』SA-CDマルチ・ハイブリッド・エディション

2018年8月8日(水)発売
SICJ10008-9 ¥5,500+税
※完全生産限定盤・日本企画
※2枚組
・SA-CD マルチ(4ch): 71年に4chミックス盤として世に出たクアドラフォニック盤アナログ・マスターから47年ぶりに世界初のSA-CD化。フロント/リアの4チャンネル
・SA-CD Stereo/CD層:70年に発売されたアナログ・マスターからの最新マスタリング
・7インチ紙ジャケット(アナログ・シングル・サイズ)
・1972年発売 日本盤クアドラフォニックLP(銀ジャケ)、帯のアートワーク初復刻
・カルロス・サンタナの特別寄稿(1998)復刻
・野口久光氏による1970年発売時オリジナル・ライナーノーツ復刻
・原雅明氏によるクアドラフォニック・ミックス復活の解説
・両面アートワーク ステッカー封入
・2018年最新リマスター
詳細: http://www.sonymusic.co.jp/artist/MilesDavis/discography/SICJ-10008

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