【速レポ】<SATANIC CARNIVAL>COUNTRY YARD「バンドとして強くなれるチャンス、握りしめて帰ります」
6月16日、<SATANIC CARNIVAL>2日目のEVIL STAGEのトップを飾るのは、長らくサポートを務めていたShunichi Asanuma(Dr)が正式加入し、完全に戦闘態勢が整ったCOUNTRY YARD。
◆COUNTRY YARD画像
まずKeisaku“Sit”Matsu-ura(B、Vo)がアカペラで歌い出し、オーディエンスから喝采を浴びた後、「一緒にライヴをやってくれ!」とバンドサウンドを鳴らしていく。序盤早々、いい感触があったのだろう。Hayato Mochizuki(G、Cho)とAsanumaからは笑みが溢れる。ステージ袖からたくさんのバンドマンが見守る中、フロアからは合唱も起こった「In Your Room」。Asanumaが屋台骨を支え、MochizukiとYu-ki Miyamoto(G、Cho)が躍動しながら空気をかき回し、Matsu-uraがまっすぐに透明度の高い歌を響かせる。ライヴ中にもメンバーが口にしていたが、特別なギミックなどなく、いつもライヴハウスでやっているように、真摯に音と向き合う姿が鮮やかだ。
Matsu-raが胸に手をあて、「夜空に星が輝かなくても、こっち(心)から輝いていこう」と語り「Starry Night」、何度でも立ち上がるんだという彼らのスタンスを物語るリリックも沁みる「Don't Worry, We Can Recover」と続け、ここで改めてこの日への想いを口にする。
「初年度の2014年に初めて出て、そこから5年経って、ようやく戻ってこれました。(持ち時間の)35分、またいっこカッコよくなれるチャンス、バンドとして強くなれるチャンス、握りしめて帰ります」(Matsu-ura)
終盤は、グッとテンポを落とし、熱が帯びた壮大な音世界を披露した「Bed」、自分の目と耳で知ろうと詰めかけたオーディエンスへ感謝の気持ちを伝えてから「ライヴハウスには、まだまだカッコいいバンドがいる。機会を作って欲しい」とMatsu-uraが自らのホームへも足を運んで欲しいと呼びかけ、力いっぱい何を残そうと、掴み取ろうと踏み込んだ「Orb」で締めくくり。コーラスに合わせて、フロアの後ろの後ろまで突き上げられた無数の拳。彼らの想いが伝わったんだと確信できる景色だった。
取材・文◎ヤコウリュウジ
撮影◎半田安政(Showcase)
【COUNTRY YARDセットリスト】
2.Starry Night
3.Don't Worry, We Can Recover
4.Alternative Hearts
5.Bed
6.Orb
■<SATANIC CARNIVAL'19>
6月16日(日) 幕張メッセ国際展示場9-11ホール
・物販開始 BOOTH AREA 開場 9:00
・LIVE AREA 開場 10:30 / 開演 12:00
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