ポール・マッカートニー、初めてミュージカルの音楽を制作

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1946年に公開された映画『It's a Wonderful Life(素晴らしき哉、人生!)』がミュージカル化され、ポール・マッカートニーがその音楽を制作していることが明かされた。彼がミュージカルのために作曲するのはこれが初めてだという。

◆ポール・マッカートニー画像

ポールは音楽だけでなく、『リトル・ダンサー』(2000年)、エルトン・ジョンのバイオグラフィ映画『ロケットマン』(2019年)、今年終わり公開される『キャッツ』などを手掛けてきた英国人の脚本家リー・ホールと、ミュージカルでは台詞や語り部ともなる歌詞も共作しているそうだ。

今作のプロデューサーBill Kenwrightは、ポールと同郷かつ彼が通っていたLiverpool Institute High Schoolの後輩で、3年前にポールにこの話をもちかけ、その2年後突然、ポールからメールが届き、オープニング・ソングのアイディアを聞かされたという。Kenwrightは「デモをかけてみて、リーと僕は同意見だった。僕らのヒーローは、ミュージカル・シアター・ライターだった!」とコメントしている。

ポールは、「多くの事柄と同じように、これも1通のEメールで始まった。ビルから興味があるかって訊かれた。それまでミュージカルの作曲に特に惹かれたことはなかったが、ビルと一緒にリー・ホールと会い、話をしてみて、これは興味深く楽しいものになるかもしれないって考え始めていた。『It's a Wonderful Life(素晴らしき哉、人生!)』は僕らみんなが共感できるユニバーサルな物語だ」と話している。

現在、制作の最終段階に入っており、ミュージカルは2020年後半に公開予定だという。

Ako Suzuki
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