グレン・ヒューズ「ディープ・パープルでポール・ロジャースと一緒に歌いたかったのに…」
グレン・ヒューズが、1973年、ディープ・パープルのメンバーからバンドに加入しないかと誘われたときのことを振り返った。当時、シンガーの候補にはポール・ロジャースが挙がっており、彼と仲がいいヒューズは、それならば加入しようと思ったそうだ。
◆グレン・ヒューズ画像
ヒューズは『Midlands Metalheads』のインタビューで、こう話した。「当時の彼らは、マディソン・スクエア・ガーデンなんかでプレイしてた。彼らの演奏を見て、スゴイって思ったよ。で、次の日、ジョン・ロード、イアン・ペイス、リッチー・ブラックモアと話すことになって……、イアン・ギランとロジャー・グローヴァーはいなかった。俺は何が起きてるのかわからなかったが、30分くらい経って、彼らの弁護士とマネージャーが“君にバンドに加入して欲しいと思ってる”って言い出したんだ。“俺?”って答えたよ。“素晴らしい”って言ったんだ」
しかし、彼らはヒューズをベース・プレイヤーにと考えていると知り、驚いたそうだ。「なんだって? もちろん、俺には歌っても欲しいわけだよなって思った。彼らは、歌えるベース・プレイヤーを探してた。ギランとはサウンドも外見も違う新メンバーをね。そして、彼らが希望し、誘おうと思ってるシンガーはポール・ロジャースだって言われたんだ。俺の大切な友達だ。ポール・ロジャースって聞いて、俺の中で“彼と俺が一緒に歌うところを想像してみろ”って声がささやかれた。よし、加入しようってね」
「だが、知っての通り、数日後、俺がバンドに参加したって話が流れたとき、ポールはバッド・カンパニーを始めたわけだ。俺はどうしたらいいってんだよ?」
そして、オーディションの末、シンガーには当時無名だったデイヴィッド・カヴァデールが抜擢され、第3期ディープ・パープルが始動。1974年、『Burn(紫の炎)』がリリースされた。
Ako Suzuki
この記事の関連情報
【インタビュー】ディープ・パープル『マシン・ヘッド』の知られざる秘話
ディープ・パープル、7月に新ラインナップによる初のアルバム『=1』をリリース
ディープ・パープル、代数方程式で何かを予告?
スティーヴ・モーズ「サイモン・マクブライドのほうがディープ・パープルに適合している」
トニー・アイオミ、最も好きなディープ・パープルのアルバムと曲を挙げる
グレン・ヒューズとザ・ダークネスのジャスティン・ホーキンス、カラオケでデュエット
ディープ・パープル、「Smoke On The Water」の初の公式ミュージック・ビデオを公開
ディープ・パープル、『マシン・ヘッド』スーパーデラックスエディションの日本盤発売決定
ディープ・パープル、『マシン・ヘッド』3枚組CD+Blu-ray+アナログ盤仕様として発売決定