【速レポ】<中津川ソーラー>山岸竜之介 with KenT、この日にしか聴けない1曲「ソーラーブドウカン」が誕生

ポスト

REASSUREステージに登場したのは、<中津川 THE SOLAR BUDOKAN>ではお馴染みであるムッシュかまやつとKenKenとのスーパーファンクバンドLIFE IS GROOVEでギターを務める山岸竜之介。今回はソロ名義で、“大の親友”The Winking Owlのドラマー・KenTを相棒にしたステージだ。登場するや、観客に一生のお願いを発動し「山岸竜之介 with KenT、はじめます。座っている人も、後ろにいる人ももっと前にきて!」(山岸)と語りかけ、「雑草」からライブをスタートした。

◆山岸竜之介 with KenT 画像




このREASSUREは飲食ブースにあるステージで、食べ物のいい香りに誘われて来た人や、のんびりと座って食事をしながらライブを見ようかという人も多いが、胃袋を満たそうとふらりと訪れた人の耳も、1曲目のど頭からがっちりと掴んだようだ。20代のふたりだが(山岸は二十歳)、子供の頃からそれぞれギタリストとしてドラマーとして才を認められ、数々の年上のミュージシャンと共演してきた者同士である。しかし同年代同士でのセッションは格別の楽しさがあるのか、饒舌なギターとドラムの掛け合いが観客の興奮メーターをあげる。曲中、最高に気分が上がったのか、山岸は「ちょっと、ギターソロ弾いていい?」と嬉しそうにギターに指を走らせる。続く「日常」では歌をじっくりと聴かせながらも、ギターとドラムというふたつの楽器だけとは思えない、密なサウンドを編み上げていった。




このステージの前に、<こどもソーラーブドウカン>で「山岸竜之介と音楽を作ろう!! with KenT(The Winking Owl)」というワークショップを行なったふたり。そこで一緒に音楽を作った子たちが、このステージ前でも張り付いて見てくれていたが、そのワークショップがとにかく楽しかったそうだ。




「ほっこりしたよね。3歳くらいでギターをはじめた時の記憶が蘇った」と山岸が言えば、KenTは「初期衝動だよね」と語る。ワークショップでは参加した子供たちのお父さんやお母さんにお題をもらい、子供たちと一緒に即興で曲を作ったが、このステージでもそれをやりたいとCのコードでふたりで即興のセッションを繰り広げた。タイトルは「ソーラーブドウカン」。ラップのようにフェスへの思いを乗せながら曲が進んでいき、徐々に熱を帯びていくと「ここで、KenTのドラムソロが聴きたい」と山岸。KenTは、「こんなところでドラムソロできるなんて最高に気持ちぃやん」と歓声を上げさせながら、テクニカルかつアグレッシヴなドラミングで魅せ、「晴れてよかった!」と叫びをあげる。その姿を嬉しそうに眺めていた山岸も、「ええソロ叩かれたら、ギターソロやりたくなった」と扇情的なギターを聴かせる。KenTに「スーパーどや顔(笑)」と突っ込まれていたが、クリエイティヴな者同士、しかもふたりとも華のあるショーアップした魅せ方ができるから面白い。時間に限りがなければ日が暮れるまでプレイするんじゃないかというくらいの熱量で、この日にしか聴けない1曲「ソーラーブドウカン」ができ上がった。




後半は、山岸が二十歳を迎えた今年5月にリリースしたミニ・アルバム『未来 アジテーション』から「言葉以上に」を披露し、そして「一人ひとりと音楽を共通できるこのフェスが大好き。もっと大きくなって、この丘を越えて大きなステージに立てるまで、突っ走っていきたい」と語り、願いを込めるように「It's gonna be alright」を演奏した。最後に山岸が「僕たちがこれからの新しい時代を切り開く、山岸竜之介 with KenTでした。また必ず会いましょう」と挨拶をした時には、集まっていたたくさんの観客から大きな歓声と拍手がわき起こった。


取材・文◎吉羽さおり
撮影◎高橋良平

【山岸竜之介 with KenT セットリスト】

1. 雑草
2. 日常
3. セッション「ソーラーブドウカン」
4. 言葉以上に
5. It's gonna be alright

■<中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2019>

9月28日(土) 岐阜県 中津川公園内特設ステージ
9月29日(日) 岐阜県 中津川公園内特設ステージ
この記事をポスト

この記事の関連情報