【レポート】Que SakamotoのDJツアー日記「アジア/オーストラリアツアー編・その1」

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みなさん、こんにちわ。<Huit Etoiles>のDJ/プロデューサーのQue Sakamotoです。アジアオーストラリアツアーいよいよキックオフです。

■フライト遅延で
■中国1stギグをキャンセル……

今回は中国ツアーについて。成田空港から中国東部にある江蘇省の省都で、上海市から長江を約 300 km 上った地点にある南京市へフライトが3時間の遅れで、予約していた特急電車に遅れてしまいプレイする予定だったMono HouseのWangさんと、翌日プレイする上海のDJ/プロモーターKakoushi IndependentのKenanjun(CC)に連絡。後3時間しかないし、いろいろと手段を取ったのですが特急電車も完売でバスもないので、残念だがキャンセルとなってしまった……いろいろとプロモーションもして頂いて、楽しみしていましたが、Mono Houseのスタッフの皆さん、お客さん本当に申し訳ありませんでした。今回、CCのセッティングでMono Houseが決まったので、本当に残念です。MonoのマネージャーWangさんが、「仕方ないよ。また必ずリベンジする機会をセッティングするよ」と言って下さいました。必ずMono Houseでデビューさせていただき、全力でプレイして穴埋めをさせてもらいます。



「I,m So Sorry All Wulin Crew&Wang&Nanjing Crowds&CC. I Will Recover About This Gig&Can,t Wait Debuit Soon.Really Looking Forward To Play@Mono House Nanjin.」

キャンセル後に特急電車の駅からどうすることも出来ず、上海で日本食のシェフをしながらDJ活動もしているJunさんに連絡し合流。Junさんとバーに行き、バーで上海に7年住みDJ活動しているDJのTaxiこと、たくや君と合流。久しぶりに会えて嬉しかった。いろいろと特急電車のことを聞いたところ、金曜日が一番混み、電車の予約が難しいと聞きました。次回は、前乗りして、フライトミスしても大丈夫なように気をつけます。



その後は、たくや君の家に泊まり、たくや君と一緒に中国の浙江省の省都で、北京を起点とする古代の京杭大運河の終点にあたる杭州市に向かいました。新しく出来たベニューWulinでKakoushi Independentのパーティに出演します。たくや君も急遽サポートで出演することになって一安心。CCはWulinにて街おこしイベントがあり、いろいろなショップがブースを作り、子供から大人まで楽しんでいました。

途中にCCがサウンドプロデュースをしているバーに寄ってからディナーへ。CCオススメのレストランにて中華料理を食べました。美味しかった〜。ディナーを終えると早速Wulinへ。WulinのサウンドシステムはFunction Oneで、さらにたくや君のロータリーミキサーをセッティングして、かなりウォームなサウンドになり、最高状態。Wulinのお客さんは、早く来て早く出る傾向にあり、最初のOpenと後半の2セット。前半はCCから和物をプレイして欲しいとリクエストだったので、和物とディスコ〜ファンク〜エレクトロを織り交ぜ、ダーク過ぎない選曲でプレイ。そこからKenanjunがハウス〜ディスコで彼独特のプレイからバトンタッチし、さらにニューウェーブ〜ポストパンク〜テクノ〜ハウスをいろいろと1時間プレイし、Taxiへバトンタッチしハウス テクノをプレイ。ラストはTaxiとB2B。音が良くて、ロータリーミキサーの鳴りが最高ですごく楽しくプレイ出来ました。全体通してウォームなサウンドで、ストレスない一夜で楽しかった。パーティが終わってからCCが運営しているAirbnbにステイし、街を散策したり、お寺に行ったり、自然で寛いだりと、最高な日々となりました。CC、Kenanjun、ありがとうございました! ってことで、

「Thank You Wulin,Kenanjun(CC),Taxi(たくや君)」

■Tag ChengduのオーナーEllenに出会い
■人生をすごく考えさせられた

多くのアーティストから良い話しか聞かないベニューTag Chengduのギグのため、中国南西部にある四川省の省都・成都にフライト。今回は木曜日のサンクスギビングデーにプレイします。成都に着いてドライバーがピックアップしてくれ、Tag ChengduのオーナーEllenと合流。Ellenが運営している部屋にチェックインし、近くの成都火鍋料理でディナーへ。串に刺さっている野菜、ビーフ、ポークなどを火鍋に入れて串しゃぶしゃぶな感じ。めちゃくちゃ辛いですが(笑)、すごく美味しかったです。



Ellenはホテルの最上階に家族と住み、Airbnb、Tag Chengdu、Hakka Bar、レコードショップ、カフェ、Chengdu Comunity Radioなど幅広くビジネスをしていて、だれよりもクラブで踊り、アーティストをサポートしている人物です。

木曜日の自分のギグの前にChengdu Community Radioでプレイ。自分前のDJ2人組が7インチのバイナルオンリーでプレイ。ファンク〜ヒップホップ〜ハウス〜日本の杉山清貴さんなどをプレイしていました。成都のディガーDJが見れてちょっと感慨深い感じ。ラジオを終えてEllenとスタッフさんとスイスのアーティストとディナーしてからTag Chengduへ。


着いたら、サポートDJのZinticが良い選曲でフロアを盛り上げてくれていました。アッという間に自分の出番がスタートし、様子見ながらテクノ〜ハウス〜インダストリアル〜ブレイクス〜ディスコ〜ニューウェーブ〜ポストパンクを織り交ぜたところ、ハウス〜テクノにダークテイストな感じが盛り上っていたので、中間あたりの選曲で、スペーシーでディープでダークかつ、しっかり上げ目のテイストのグルーブでプレイしました。

Ellenやスタッフさん、お客さんもサポートしてくれたおかげで、しっかりと自分らしさを表現出来ていい夜になりました。残りの滞在は成都観光して、金曜、土曜日とTag Chengduで楽しく過ごせました。とにかくEllenは素晴らしいオーナーで、だれよりも最初から最後まで踊り一番盛り上げていて、どの国のクラブオーナーにもいないタイプだと思います。Ellenの姿勢を見て人生をすごく考えさせられました。


さらに土曜日のベルリンのゲイシーンで活躍するCemとMCMLXXXVのパーティ<Herensauna>はめっちゃ刺激をもらいました。BPMは早めでレイブ感たっぷり体感出来ていい勉強になりました。成都市でのラストギグはHakka Barでレアグルーブセット。月曜日にも関わらず、お客さんもたくさん来てくれて、我ながら楽しんでもらえたかと思います。和物〜ファンク〜ディスコ〜サイケデリックロック〜ポストパンクといろいろかけました。成都、最高でした。Ellenは本当に素晴らしいオーナーで、誰よりも音楽を愛する姿勢勉強になりました。Ellenありがとうございました!ってことで、

「Thank U Ellen,Hakka Bar Crew」

最後に成都は素晴らしい観光地で、お寺や街散策、成都料理を満喫しました。また必ずTag Chengduでプレイ出来るように頑張ります! 成都オススメですよ! ってことで、

「Thank u Ellen,Tag Chengdu Crew,Cem, MCMLXXXV」

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